♯24 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた岡山市のあゆみ

公開開始日:2020年03月30日

※2020年3月13日時点の情報です。

■「オリンピック・パラリンピック」イヤーがやってきた

 いよいよオリンピック・パラリンピックが近づいてきた。テレビでオリンピック・パラリンピックの話題を耳にしない日は無く、開催機運は盛り上りを見せている。

 盛り上がっているのは開催地である東京だけではない。世界が注目するこの世紀のメガイベントは、日本中の各都市が世界にその名をアピールするまたとない機会だ。東京だけで終わらせるべきではない。

 岡山市においても、この機会を活かすべく、着実に歩を進めてきた。岡山市のこれまでの歩みを振り返ってみよう。

■岡山市のこれまでの取り組み

 オリンピック・パラリンピック本大会は東京やその周辺自治体が舞台となるが、この権威ある大会に臨む選手たち、とりわけ海外の選手にとっては、日本の気候や時差に馴染むためのコンディショニングの場と時間、いわゆる『事前キャンプ』が必要になる。多くの選手が持つこのニーズに対しては、東京だけでは対応できないだろう。

 本市では2017年以降、海外ナショナルチーム等の事前キャンプ誘致に取り組んできた。2017年は6件、2018年は9件、2019年は8件という実績から、本市が精力的に本件に取り組んできたことが分かるだろう。既にこれまで、様々な国の代表選手たちが本市を訪れ、地元の方々との交流を行っている。これらは、オリンピック・パラリンピックが無ければあり得なかった光景であろう。

【写真:岡山市でのキャンプの様子。様々な国・競技のキャンプが行われている。】

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【ブルガリア 女子レスリング】         【地元の方たちとの交流】          【ドミニカ 女子バレーボール】

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        【日本 3×3男子】       【日本:BMXフリースタイル・パーク 】  【台湾・日本:パラ・パワーリフティング】

 この取り組みが実を結び、これまでに6カ国8競技について、2020年本大会前の事前キャンプを実施する旨の協定締結に至っている。これらは、実際にキャンプの受け入れ主体となる競技団体等の尽力があったからこそ実現したものだ。岡山市の競技団体等には、海外からのニーズに耳を傾け、受け入れていく懐の深さがあることが伺える。

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【協定締結式の様子。写真左はブルガリア・バドミントン連盟と、写真右は日本バスケットボール協会との協定。】

 本市がオリンピック・パラリンピックに向け注力しているもう一つの取り組みは『ホストタウン』だ。

 『ホストタウン』とは、オリンピック・パラリンピックの参加国と、スポーツをはじめ多方面で相互に交流する自治体のことを言う。本市は、ブルガリア共和国第2の都市『プロヴディフ市』と古くから国際友好交流都市の関係にあることから、オリンピック・パラリンピックを契機に更に交流を深めようと、201612月にブルガリア共和国のホストタウンとして国の登録を受けた。

 具体的な取り組みの成果として、ブルガリア選手団によるキャンプの受け入れをはじめ、本市とプロヴディフ市の中高生によるホームステイの相互受け入れや、本市の市民文化交流団がブルガリア共和国を訪問する等、多方面での相互交流が活発化している。

 また、ホストタウンには、日本人オリンピアン・パラリンピアンと市民との交流を促進することで、オリンピック・パラリンピックを身近に感じてもらい、大会開催機運を盛り上げるという重要な役割がある。本市ではこれまで、小学校を中心に、岡山市ゆかりのオリンピアン・パラリンピアンと直接触れ合う機会を創出し、子供たちにスポーツの素晴らしさや頑張る事の大切さといった、“生きたメッセージ”を伝えてきた。こうした機会を通し、一人でも多くの子供たちが、自分の中にある“熱中するもの”や“夢中になれるもの”に気付き、今後の歩みに活かしていくことを期待する。

【ホストタウンをPRする様々な取り組み】

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【ブルガリアパフェ企画】         【学生によるポスター作成】

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【PRグッズ「ホホストタウンリング」】

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これらの取り組みが評価され、本市は2020年2月22日付で内閣官房より、『優良情報発信賞』(※)の「大賞」を受賞した。

(※)ホストタウンの取組を地元住民や相手国・地域に広く発信するため創意工夫を凝らした広報を行ったホストタウン自治体を内閣官房が選考するもの。「大賞」は最も効果的な情報発信をした1自治体のみに与えられる。

■聖火が岡山市にやってくる

 2020年、日本全国でオリンピックを最も身近に感じることができる象徴的な行事が「聖火リレー」だ。岡山市では、520日(水)に市中心部をオリンピック聖火が駆け抜ける。聖火は岡山市役所を出発し、新緑あふれる西川緑道公園や、シンボルロードである「桃太郎大通り」を駆け抜け、岡山後楽園を左手に見ながら旭川沿いを通過し、岡山城の天守閣前で最終ランナーにトーチを繋ぎ、クライマックスを迎える。水と緑が映える岡山市の見どころを存分にアピールできるコースだ。

 また、パラリンピック聖火に関しては、813日(木)、岡山城天守閣前広場で“岡山市の火”が採火され、県内の他の市町の火と一つとなり、それが東京で聖火として巡っていく。

 ぜひ、これらの歴史的な行事を楽しみ、そして心に刻んでもらいたい。

■さいごに

 岡山市にゆかりのある選手たちの活躍も目立つ。

 柔道の素根輝選手、マラソンの前田穂南選手、パラ陸上の佐藤友祈選手は既に本大会出場を内定させ、ゴルフの渋野日向子選手、BMXフリースタイルの大池水社選手、女子バレーボールの宮下遥選手らは、出場が見込まれる有力な選手たちだ。これらの選手たちが、オリンピック・パラリンピックの舞台で大活躍する姿を全市民で応援したい。更にメダル獲得という価値がつけば最高だ。

オリンピック・パラリンピックが終わった頃、私たちは、本市が持つスポーツのポテンシャルの高さや、市民を一つにするスポーツの力に改めて気付かされるだろう。

 オリンピック・パラリンピックは東京だけのものではない。
オリンピック・パラリンピックは、ここ岡山市にも着実に近づいてきている。

一人でも多くの市民の心に、オリンピック・パラリンピックがレガシーとして残っていくことを願っている。

岡山市スポーツ振興課 スポーツ誘致推進室  後藤 浩志