#10 現代詩のひろがりをめざして

公開開始日:2017年11月30日

詩誌「ネビューラ」の創刊

ネビューラ創刊号

詩誌「ネビューラ」が創刊されたのは、平成20年6月15日。
主要メンバーは、平成20年4月に終刊となった詩誌「裸足」で活躍していた同人たちです。「裸足」は、昭和31年10月に創刊され、4号から発行者となった坂本明子を中心に、隔月刊の発行を続けてきた詩誌ですが、平成19年12月に逝去した坂本明子の追悼号309号をもって、51年の長い歴史にピリオドを打ちました。

そして、新しい発表の場を持ちたい、という同人たちの願いが、詩誌「ネビューラ」を誕生させました。
「ネビューラ」とは、英語の「nebula」、星雲を意味します。一人ひとりが詩を書く星として輝きながら、集まってさらに大きな輝きを増していく、そのような詩誌でありたい、という願いを込めて命名しました。 

 

詩誌「ネビューラ」の歩み

創刊号は、25名での出発でしたが、新しいメンバーも加わり、現在は34名になっています。20代から80代まで年齢の幅も広く、お互いに刺激し合いながら作品発表を続けています。
「ネビューラ」は、自由に自分の詩を書くことができ、自分の詩的世界を深めていくことができる道場です。発行は隔月刊、偶数月の20日で、毎号20名前後の詩作品と、2名のエッセイを掲載しています。10号きざみの区切りの号には、詩作品の他にエッセイの特集を組んでいます。
表紙は、創刊号から現在まで、画家尾崎博志氏が担当してくださっていて、毎号届く新しい感覚の表紙を、私たちは心待ちにしています。詩誌が発行された月の最終日曜日には、吉備路文学館で合評会を開催しています。

また、同人たちの詩集出版も相次ぎ、創刊から現在までに詩集25冊、エッセイ集2冊が刊行されています。
詩集が出版されると同人たちが集まり、出版記念会を開催しています。

平成28年10月に、詩誌50号の発行を記念して、岡山県天神山文化プラザ第5展示室で、「現代詩画展」を開催しました。
同人18名が書いた2点ずつの詩作品と、尾崎博志氏が描いてくださった画とのコラボレーションは好評でした。

出版記念会

朗読会「午後のポエム」の開催

詩の会・ネビューラは、詩誌の発行と共に朗読会を開催しています。
これは、難しいと言われている現代詩を、声を通して一般の人たちに届けたい、という発想からはじまりました。

朗読会「午後のポエムNo.1」を、平成20年10月19日(日)に、オリエント美術館地下講堂で開催してから、毎年10月の第3日曜日に開催しており、秋の行事として定着してきています。自作詩の朗読が基本ですが、有名詩人の朗読や子どもたちの朗読、詩と音楽のコラボレーション、五行歌の朗読、英語と日本語で楽しむ詩、しりとりポエム、即興詩のコーナーなど、バラエティに富んだプログラムになっています。
朗読すること、朗読を聴くことで、現代詩の楽しさを味わってくださる方々が増えていくことを、私たちは願っています。

朗読会

 

壷阪 輝代(つぼさか てるよ)

昭和37年、詩人坂本明子を知り、詩誌「裸足」に加入して作品発表をはじめる。昭和48年、「裸足」101号から編集を担当し、隔月刊の発行に尽力する。が、平成20年4月に、「裸足」は終刊となる。新しい発表の場として創刊した詩誌「ネビューラ」の発行を受け持ち、代表となる。
活動としては、昭和58年、岡山県芸術祭中心公演、詩と音楽と動きのコンポジション「吉備の鬼」の作詩を担当。また、昭和60年から「岡山市民の文芸」詩部門選者を、平成17年から「笠岡市木山捷平文学選奨」詩部門選者を、平成18年、19年、26年、27年、28年と「岡山県文学選奨」詩部門選者を、平成28年から吉備路文学館「少年少女の詩」選者を担当している。詩集8冊、エッセイ集1冊発刊。
壷阪輝代さん

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