#6 岡山弁協会

公開開始日:2016年12月16日

「岡山弁協会」とは?

岡山弁協会とは、岡山弁の良さをより多くの人たちに知ってもらい、後世に伝えていこうという趣旨のもとに、青山融氏を会長として活動を続けている団体です。
発足は建部町に文化センターができた1999年。施設を有効活用するための団体として、旧建部町の助成を受けて立ち上げられました。岡山県といっても県土は広く、岡山弁は多様性に富んでいます。例えば、標準語で「早くしなさい」を倉敷では「はようしねぇ」、備中では「はようせられぇ」、そして美作では「はようしんちゃい」と異なる表現をします。岡山、倉敷、備中、美作とエリアが違うと言葉もそれぞれの方言があるのです。建部町はそうした異なる方言を持つエリアが近接し合っており、文化が混ざり合う地点。「岡山弁研究の舞台としては最適である」との見解のもと、今日までさまざまな取り組みを続けてきました。

「岡山弁はええもんじゃ」の様子2

 

地道な活動で、岡山弁の普及と保存を図る

平成の大合併により建部町も岡山市となり、活動形態も大きく変わることとなります。運営のための活動資金は会員から会費を集め、不足分を助成金で補うという形にしたのです。総会を兼ねて会員間の交流を図る「岡山弁の集い」と、岡山弁大会「岡山弁はええもんじゃ~ことばの祭り・建部~」の開催に加えて、年に2回の会報の制作・配布を主な活動内容としています。現在の会員数は110数人ほど。岡山弁大会には会員のほか、県内各地からの一般来場者も多数集まり、盛りだくさんの内容に魅せられて遠く宮城県から欠かさず訪れている方もいるそうです。

2016年「岡山弁はええもんじゃ」

ユニークな演劇でわかりやすく岡山弁を紹介

取材に訪れたこの日は、ちょうど演劇の稽古の真っ最中。12月の大会で披露する、岡山弁を使ったオリジナルのお芝居を有志のメンバーで演じるというもので、それぞれのキャストが白熱した演技を繰り広げていました。

 主人公  詐欺師役の皆さん

脚本を担当したのは、事務局長の近藤光子さん。自費で岡山弁の本の出版もしている、根っからの岡山弁ファンです。

近藤さん近藤光子さん

今年の演目は「詐欺師のエレジー」と題した作品で、詐欺師とおばあちゃんの「騙し、騙され」のやりとりが岡山弁で繰り広げられるユーモラスな内容となっています。

誰でも気軽に参加できる大会で、岡山弁への理解を深める

12月の大会は、演劇のほかにも岡山弁を楽しく学べる企画が盛りだくさんで、誰もが楽しめる内容となっています。事務局の近藤さんは「参加してくださった方が岡山弁を使いたくなるような会にしたいです。」と語り、今後も地道な活動を続けていきたいとのことです。
また、年2回発行する会報では、広島や香川など近県の方言との比較コーナーや、実際の岡山弁の使い方など充実しており、毎号読み応えのあるものになっています。テレビやラジオなどメディアの影響で、方言の存在感が薄れていく傾向は全国的に見られますが、若い世代にも岡山弁を伝え、存続・普及を願って活動を続ける岡山弁協会。興味のある方はぜひ、活動に参加してみてはいかがでしょう?

 2016年の公演  2016年の公演

活動実績

《毎年の活動》
6月 岡山弁の集い(総会)開催
12月 岡山弁大会「岡山弁はええもんじゃ~ことばの祭り・建部~」開催
3月・9月 会報「あしたり」発行

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