#32 ホストタウン事業

公開開始日:2021年04月20日

岡山市が取り組む、ホストタウン事業

岡山市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、ブルガリア共和国を相手国としたホストタウン事業に取り組んでいます。ホストタウンとは、オリンピック・パラリンピックに参加する諸外国の選手たちが行う事前キャンプの受け入れを実施し、相手国とスポーツを通した交流をはじめ、人的、文化的、経済的な交流を図る地方自治体のこと。同大会を盛り上げていくと共に、大会後も相互交流が続くことを目指しています。

岡山市はブルガリア共和国の第2の都市、「プロヴディフ市」と約50年にわたり姉妹都市として交流を続けています。その縁もあって、2016年12月にブルガリア共和国のホストタウンに登録。ブルガリア共和国への事前キャンプ誘致活動やブルガリア共和国ゆかりの著名人との交流イベント、その他PR企画等により、多くの市民の方がブルガリア共和国と交流できる機会を創出するとともに、同国について関心を高めてもらえるよう努めています。

すでにこれまでにも、ブルガリア共和国の女子レスリングチームや女子バレーボールチーム、バドミントンの選手たちが岡山市でキャンプを実施。地元の高校生との合同練習や子どもたちとの触れ合い、また、日本文化に触れる体験型観光を楽しんでもらうなど、地域との交流を深める良い機会となりました。

6つの自治体による「ホストタウン連携プロジェクト」

みなさんはブルガリア共和国がどんな国かご存じでしょうか? ブルガリア共和国はヨーロッパ南東部にあるバルカン半島に位置し、ルーマニアやギリシャなどに囲まれている国。人口は約700万人、日本の約3分の1の面積を有します。
※外務省・ブルガリア基礎データ/2020年9月25日より

東欧、中東エリアのさまざまな国の文化・伝統が混ざり合ったエキゾチックな雰囲気が魅力。美しい街並みや世界遺産、広大な自然など見どころが多く、食べ物が美味しいのも特徴です。スポーツではサッカーやバレーボールなどが人気で、バレーボールチームは強豪国として高い実績を誇っています。日本では、ヨーグルトの産地として名前を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。

全国には、ブルガリア共和国のホストタウンに登録されている自治体が岡山市を含めて6つあり、地域ごとに事前キャンプ誘致や交流活動を行っています。しかし、2020年度は新型コロナウイルスの影響により、直接的な交流がままならない状況となりました。そこで、ホストタウンの活動をより一層盛り上げようと立ち上げたのが、「ブルガリアでつながる! ホストタウン連携プロジェクト」です。

神奈川県横浜市、千葉県市川市、山形県村山市、茨城県桜川市、福岡県宗像市、そして岡山県岡山市の6つの自治体が力を合わせ、ブルガリアのみなさんの健康と幸運、そして元気に再会したいという想いを込めた企画に取り組みました。

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岡山後楽館中学校の生徒と、ブルカリアのお守り「マルテニツァ」を作成

今回はこの連携プロジェクトの取り組みのひとつとして、岡山市立岡山後楽館中学校で行われた「ご当地マルテニツァ」作りを紹介します。

「マルテニツァ」とは、紅白の糸を束状にしたブルガリア共和国の伝統的なお守りのこと。ブルガリア共和国では3月1日が春の訪れを祝う日とされ、この日に家族や恋人、友人などの親しい人同士でマルテニツァを交換し合い、幸せを呼ぶ縁起物として身に着ける習慣があるそうです。

この伝統にならい、3月1日に向けてブルガリア共和国へ手作りのマルテニツァを贈り、日本のみんなの想いを届けよう、という企画が実施されました。

この日に参加したのは、岡山後楽館中学校の生徒会や「国際理解部」のメンバー20数名。国際理解部は、いろいろな国の人たちとの交流や異文化体験、創作活動などを行い、楽しみながら世界の文化や語学に触れられるという部活動です。

2017年から交流のあるブルガリアの第18総合学校とはZOOM交流や体験交流の機会があり、部員にとってブルガリア共和国は身近な存在。密にならないよう3~4人ずつテーブルに分かれ、晴れの国・岡山の青空と桃をイメージした、青とピンクのマルテニツァを一緒に作りました。

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ブルガリア共和国への想いをこめて、ご当地マルテニツァを贈る

まずは台紙に糸を10周ほど巻き、両端をカットして20本の糸束を作る工程からスタート。岡山市の職員が、各テーブルを回って丁寧にアドバイスします。お手本をモニターに映しながら作り方を説明するので、細かな作業も分かりやすくて安心。はさみで切る作業に若干苦戦はしたものの、全員が上手にマルテニツァを作り始めることができました。

頭部分を残してタッセルのような房状に仕上げると、まるで小さなテルテル坊主のような形に。各テーブルからは「可愛くなってきた!」「たくさん作ってみたい」という楽しそうな声が聞こえてきます。

最後に房の端をきれいに切りそろえて、提げ紐に岡山市のイメージキャラクター「ミコロ・ハコロ」のキーホルダーを結べば完成。最後は自作のマルテニツァを手に、全員で記念撮影を行いました。一緒に参加した先生や生徒からは、「楽しみながら心を込めて作ったので、ブルガリアの地に届く日が楽しみです」と感想が挙がりました。

岡山市では、今後もオリンピック・パラリンピックを契機に参加国・ブルガリア共和国との国際交流を深める事業を続けていきます。国と国、人と人の文化的なつながりを大事にしながら、地域の活性化にも生かすホストタウン事業、ぜひ岡山市民のみなさんに知ってほしいと思います。

後日談

後日、ブルガリアから「かわいいマルテニツァが届いたよ!」との嬉しい報告がありました。
直接会って触れ合うことが出来なくても、お互いを想う気持ちは伝い合えることができるのですね。
今後も、このような心が通い合える交流が続いていけば嬉しいですね。

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