♯21 キッズファーストで 岡山ラグビースクール

公開開始日:2019年09月02日

 

■ラグビーの起源

ラグビーの存在は知られていますが、どんなスポーツなのか、というと実はよく知られていないのではないかと思います。ラグビーは1800年代にイギリスで生まれたスポーツです。「ラグビー校(イギリス名門私立校)のサッカー(フットボール)の試合中にエリスという少年がボールをもって走り出したこと」がラグビーフットボール(以後ラグビーと略す)の起源として伝承され、4年に一度開催されるワールドカップ優勝杯はその少年の名前から「エリスカップ」と命名されています。

ラグビーワールドカップ2019日本大会

今年2019年9月、そのワールドカップが日本で開催されます。前回大会で、日本が強豪国の南アフリカをラストプレーで大逆転(奇跡と称される)したその興奮が、今秋日本中いや世界中を包むことと信じております。

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■ラグビーの特徴

ラグビーのルール

 ラグビーはボールを自分のゴールまで運ぶゲームで、そのため味方にパスしたり、相手に体を当てたりします。また相手が保持しているボールを奪うためにはタックルして奪います。他の球技スポーツでは禁止されている行為(当たる・倒す)ということが許される一方で、ボールを前に投げられない・落とせない、ボールより前にいる選手はオフサイド(反則)となってプレーへの参加が制約されるなど、少しわかりにくいルールもあります。選手はその少し難しいルールをプレーの中で覚えていくと同時にラグビー精神である助け合うことの大切さやすばらしさを実感し身につけます。

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ラグビーの精神

 例えば、ボールを前に投げられないことからボールを保持しているプレーヤーを他プレーヤーが後方からサポート(助けたり)すること。相手との接触があることから、相手を傷つける危険な行為を自制(我慢)すること。プレーの判断をたった一人のレフリーに委任するから、レフリーへ文句を言わないことなどです。これらは「One for All, All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」というラグビー精神の根本にもなっている言葉で端的に表現されています。
 また、ゲーム後の相手チームとの交歓(ノーサイド)を大切にしています。ゲーム中激しく戦ったお互いが、チームのファンを含めて讃たえ、なごみあいます。スタジアムの観客席がチームごとに分けられることはなく、双方のファンがまだら模様のようにスタジアムに陣取ります。素晴らしいプレーには相手のファンからも拍手がわき、悪質なプレーには叱責が入ったりします。

■岡山ラグビースクールについて

 さて、岡山ラグビースクールは、小学生にラグビーを普及するため1966年に誕生しました。半世紀を超えて活動を続けている全国でも希少な少年ラグビーチームです。
 ラグビーの面白さ、すばらしさを体験してもらうために小学生向けに簡素化・安全に配慮したミニラグビーのルールでプレーします。2年生までは5人制でタックルのないタグラグビー、3,4年生は7人制、組織プレーができるようになる5,6年生は9人制です。ミニラグビーでは、スクラムを押しません。
 現在の生徒は、園児から6年生までの約70名所属しており、主に百間川河川敷グラウンドを練習場として、日曜または土曜の午前中活動しております。学年ごとにチームを編成して参加する交流大会(他府県への遠征もあり)のほとんどは、優勝や順位を競うものではなく、参加者全員がプレーします。
 体が大きく力の強い子、小さいけど俊敏な子、優しくおとなしくて真面目な子、ラグビーにはそれぞれにあったポジションがあります。何より仲間を助けようとする「All for One」 の精神が子供たちを成長させます。ちなみにラグビーという競技は、少年をより早く大人にすると言われております。

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 岡山ラグビースクールの指導部約20名は、ラグビーを心から楽しんで好きになってくれる子供たちが増えるよう「キッズファースト」を心がけて指導しています。指導者や大人のスポーツ(ラグビー)観を押し付けることなく、子供たちのスポーツへの興味・自発性・自主性を引き出してプレーし成長してもらおうということです。

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 本スクールに15年ほど前に中学部(岡山ジュニアラグビースクール)が設立され、小学生が中学生になっても引き続きラグビーを続けられるようになりました。近年全国大会へ出場する強豪チームになり、女子選手も所属活躍しています。中学生・中学生の保護者の方、中学部も気軽に門をたたいてみてください。
 この記事を読まれた、もしくは今年のラグビーワールドカップでラグビーに興味を持っていただいた子供たちや保護者の方、ぜひ百間川の練習場の体験会(毎週開催)へお越しください。またコーチとして子供たちの成長に関わっていただく方の参加も歓迎いたします。

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執筆者 平川隆幸

岡山ラグビースクール HP&普及育成担当

http://okayamars.php.xdomain.jp/

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