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その7【誰もが安心して暮らせる地域を目指して】

更新日:2017年08月10日

「つながる!協働リレーコラム」では、岡山で活躍するNPO法人の皆さんに、自分たちの活動や経験を通じて、「協働」に関して感じていること・考えていることについてコラムでご紹介いただきます。
※なお、内容は執筆当時のものです。

NPO法人なでしこ会  杉山ゆいさん

プロフィール

吉備中央町在住。NPO法人なでしこ会が運営する「なでしこ共同作業所」(以下、作業所※)で、障がいを持つ人のお世話等を行っています。「ふくわたり・ふれあい・ふくし祭り」実行委員会の事務局としても毎年活動しています。

NPO法人なでしこ会の杉山ゆいさん

なでしこ会を中心に色んな団体が協働して開催しているふふふ祭りについてご紹介します。

 

NPO法人なでしこ会とは?

岡山市北区福渡地区にある作業所の運営を通じて、障がいを持つ人が自立して日常生活を送れるような指導・支援や、作業訓練の場を提供しています。また障がいを持つ人が安心して暮らせる地域を目指して、「ふくわたり・ふれあい・ふくし祭り」(以下、ふふふ祭り)を開催しています。

矢印NPO法人なでしこ会(団体検索サイト)



作業所:障がいを持つ人の日常生活における活動の支援を行ったり、就労の機会を提供したりする福祉施設。


ふふふ祭りとは?

ふふふ祭りの様子ふふふ祭りの様子

2014年で6回目を迎えるふふふ祭り。現在では、様々な団体が関わる交流イベントとして地域の人々に親しまれていますが、そのはじまりは「なんか祭りがあればえぇのになぁ」というなでしこ会理事長の一言でした。

過疎化や高齢化が進んでなんだか寂しくなった福渡地区。そこに、作業所や福祉施設を利用する人と地域の人が交流できる祭りという場をつくることで、「久しぶり!」「元気だった?」と声をかけあい、「だんだんと出かけるのは億劫になるけれど、この祭りに行けば懐かしい人と会うこともできるしおいしい食べ物も買えるから、行ってみようかな」と思う人が増えてほしい。
理事長の一言はやがてなでしこ会の思いとなり、ふふふ祭り実行委員会を発足しました。


回を重ねるにつれて協働事業に

ふふふ祭りの様子ふふふ祭りの様子

第一回目開催にあたっては、作業所を運営しているなでしこ会のつながりのある町内会や福祉施設に声をかけていきました。回を重ねるにつれて、地域のつながりから様々な団体が参加するようになりました。
現在では、福祉施設や作業所による出店・展示を中心に、公民館講座による発表、他県から移住してきた若い人々と地域の人々によるフラダンスの発表、商工会等によるビンゴ大会、福渡小学校の生徒による展示等、様々な団体や地域の人々が参加して祭りを盛り上げています。気がついたら「協働事業」になっていたという印象です。

「ふるさとを守りたい」と漠然と思っていた人たちが、祭りへの参加を通じて「地域のために自分たちも動こう」という当事者意識を持つようになっていったのだと思います。



NPO法人だからこそ

今まで6回開催したふふふ祭りの中でなでしこ会が果たした役割は、情報を行き来させ、団体や人をつなぐことでした。福渡地区は、インターネットやメール等を通じて情報交換を行いにくい地域のため、直接会って話をすることが何より大切なことでした。
なでしこ会が、町内会等の地域自治組織の枠にあてはまらないNPO法人だったからこそ、そして「まちづくりの推進を図る」ことを活動の目的に掲げる団体だからこそ、フットワーク軽く行動し、団体や人をつなげることができたのかもしれません。


100年先も笑顔あふれるふるさとをのこすため

これからは、「イベント当日だけのにぎわいを生み出す」のではなく、ふふふ祭りを通じて日常生活にもつながる地域のつながりや交流を生み出していきたいと思います。
地域が抱える問題はたくさんありますが、100年先も笑顔あふれる福渡地区というふるさとを残すため、皆で地域の問題を自分こととして考え、同じ未来予想図に向けて活動することが大切です。

そのためには福渡地区で暮らす若者や、他の地域から福渡地区に働きに来ている人を含め、まちづくりに関わる体制をつくることも必要だと思います。
地域に暮らす人々が高齢化する中で、若者や働く人々の力をまちづくりに活かすためには、勤務する企業や事業所のバックアップが欠かせません。企業や事業所の地域貢献活動の目的を地域の未来予想図と紐付けることで、暮らしやすいまちづくり・活動しやすい地域づくりが可能になるのではないでしょうか。


 

 

障がい者の作業所が、なんで地域のお祭りを開催してるんだろうって思ったんだけど、その理由が分かったよ!
障がいを持つ人々が、地域と一緒に生きられるまちをつくりたいってことだったんだね。
そんなまちをつくっていくために地域での協働が広がっていったんだね。協働ってまちづくりなんだ。ふふふ祭りに遊びにいきたくなったなぁ!

のっぷ




次回は、NPO法人輝くママ支援ネットワークで活動する藤井さんのコラムです!お楽しみに!



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