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慢性疾病を抱える子どもの自立を目指す学習・復学支援および交流を支援する場「ポケットスペース」

更新日:2018年06月26日

H29ポケットサポート

解決を目指す課題と現状

岡山市内の小中学生の約500人が病気を理由に長期欠席していることが明らかになっている。岡山市内には4施設6学級の入院中の子どもが通う院内学級はあるが全ての病院に設置されているわけではなく退院後は通級できない。さらに高校生への支援は行われていない。子どもの長期治療にともなう学習の遅れや、社会体験の不足など慢性疾病を抱える子どもの環境を理解してもらうための啓発を継続すると共に、子ども達が将来へ希望をもって生活するための学習、相談、交流、体験の場や支援が必要である。

課題解決の方策

平成28年度市民協働推進モデル事業で実施した、「入院中の子どもの学習環境」の調査結果をもとに、院内学級の無い病院への支援スタッフの派遣を行うこととし、小児慢性特定疾病児童への継続的な支援施策となることを目指す。

icon_star_yellow長期入院にともなう学習の遅れなどについての学習・復学支援
慢性疾病を抱える子どもたちへの直接的な学習・復学支援を行い、子ども同士の交流ができる「ポケットスペース」の運営。
icon_star_yellow院内学級を有しない岡山市内の総合病院に入院中の子どもの学習環境調査と学習支援者派遣
 
icon_star_yellow病気の子どもたちの環境理解のための講演会等の開催
慢性疾病を抱える子どもへの学習支援の講演会を開催し、活動者の増員、社会への理解を深める。また、教育関係者への啓発活動により理解が深まり、地域や社会の理解が得られることで、より良い支援が行なわれるよう活動する。

スケジュール

  • 通年:「ポケットスペース」の運営
  • 5月から:「入院中の子どもの学習環境」の調査
  • 7月から:院内学級を有しない病院敷地内での学習支援の場の提供
  • 7月30日:講演会による啓発活動
  • 11月:学習支援スタッフによるフォローアップ研修

14こども(右)

 

実施団体と協働部署の役割分担

実施団体
NPO法人ポケットサポート

  • 病気の子どもたちへの学習支援やその内容の充実をはかる
  • 安心して学ぶことのできる環境づくり
  • 子ども同士の交流ができる環境の提供
  • 学習環境整備に向けたニーズ調査や提案

協働部署
保健所健康づくり課

  • 行政施策との連携に関する助言
  • 関係機関への協力依頼
  • 将来的な行政施策の拡充

 

 

のっぷの取材レポート 足あと

2017年11月12日(日曜日)、普段は学習支援をしている「ポケットスペース」(岡山市北区奥田本町)で体験学習が開かれ、のっぷも参加してきました。

 


2017年度は、入院中にできなかった科学実験や異文化交流などの「体験学習」を取り入れ、ポケットスペースの充実を図っています。
最近は「プログラミング学習」を授業に取り入れている学校もあり、この日ポケットスペースでは、タブレットでプログラミングをして、ラジコン自動車を動かす体験をしました。実際に、走る、止まる、まわる、音を出すなど、自分が指示したとおりに車が動くと、参加者の目が輝いていきました。

ちゃんとラジコン動いたよ!!
ちゃんとラジコン動いたよ!!

 

ボランティアのお兄さんたちに手伝ってもらいプログラミング!
ボランティアのお兄さんたちに
手伝ってもらいプログラミング!


子どもたちは、友だちとのコミュニケーションや対人関係などいろんな経験をすることで人間としても成長していきます。長期にわたり治療が必要な子どもたちがお互いに交流し、ボランティアさんなどから学習支援を受け、相談ができる場があることは、自立した大人になるために大切なことです。
いろんな経験をすることで、「こんなことがしたい」「ああなりたい」という気持ちが持てるきっかけになるといいですね。

 

2016年度事業で開始した、病気の子どもが治療のため学校へ通えない期間の学習支援をしてきた「ポケットスペース」事業。事業2年目となる2017年度は、支援の場所を広げて実施しました。支援場所となった医療機関の医師も「勉強の遅れを気にする人がたくさんいる。学習支援活動は、宿題がなかなか進まない、みんなについていけるのかとういう不安解消の助けになる。」と仰っています。
全ての子どもたちが笑顔になれるための活動の広がりが期待されます。

 

協働事業を振り返って

ESD・市民協働推進センターより

「新たな環境で学習支援が開始されました」
これまでの学習支援・拠点づくりの経験を生かして平成29年度途中より、新たに市内2カ所で学習支援を開始することになりました。それぞれの実施場所の関係者と相談を重ね、オーダーメイドのマニュアルを準備するなど、実施団体の経験と誠実な対応が第三者の信頼を生み、支援の拡大につながったことが伺えました。

「岡山市の病弱児支援がさらに拡充されることになりました」
2年間の協働事業の実績が認められ、平成30年度より岡山市において「小児慢性特定疾病児童等自立支援事業」が実施されることになりました。施策化への道筋を開き、導いた協働部署とそれに応える実績を残した実施団体の双方の努力によって岡山市内の病弱児などが安定的に支援を受けられる環境がつくられることになりました。

 

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