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みんなのトイレ美化プロジェクト

更新日:2018年07月03日

H29中国デザイン

解決を目指す課題と現状

昨今、全国の自治体で「公衆トイレ」の活用による安全・安心向上、観光促進、地域活性化が進められている。京都市・名古屋市のネーミングライツ、大分市の若草公園、千葉県の「森の入口」などは市民や企業との連携によって自治体の財源不足を補うだけでなく、公衆トイレに新たな価値を生み出した事例として広く知られている。

岡山市内においてもこれまで女性が敬遠していた3K「怖い・臭い・汚い」という従来の公衆トイレのイメージを払拭するため、市民のアイデアや意欲を活用する「ネーミングライツ制度」が導入され、公衆トイレに新たな価値が付与される期待が高まっている。

課題解決の方策

トイレ1か所を選定し、現場の清掃を行い、壁に色を塗るなどの制作を行う。芸術活動や地域住民との対話を通じて岡山市内の公衆トイレに「安全・安心の向上」「地域のにぎわい創出」「郷土愛の醸成」「公共インフラの維持管理」などの新しい価値を付与し、芸術を学ぶ学生に公共との接点を示し、地域への参加を促進していく。

スケジュール

  • 5月から9月:モデルとなるトイレの選定
  • 10月から11月:地域でワークショップを開催
  • 12月:清掃活動
  • 1月:制作活動
  • 2月:報告会の開催

6男性(右)

実施団体と協働部署の役割分担

実施団体 
中国デザイン専門学校

  • 学生のアイデアを生かしたワークショップの開催
  • 学生の行動力を生かした清掃活動と学びを生かしたトイレ壁面での芸術活動
  • 地域住民のニーズ収集
  • 成果報告会の企画・運営

協働部署 
庭園都市推進課

  • モデルとなるトイレを選定するための情報提供
  • 行政担当部署や地域住民との連絡・調整
  • 広報や情報発信

 

 

のっぷの取材レポート 足あと

デザインを描くトイレに決まったのは南方公園内の公衆トイレ。2017年12月21日(木曜日)、南方町内会の方々3名、中国デザイン専門学校の学生さん7名、地域にある後楽館高等学校の先生と生徒さん5名、それに市職員も参加し、「トイレ使用のマナー向上につなげるデザイン」を考えるワークショップが行われ、のっぷも一緒にデザインを考えてきたよ。

 


ワークショップは、5つのグループに分かれ「公衆トイレはどうやったらきれいになるか?」を考えデザインにつながるキーワードを探し、絵柄の素材づくりから1つのデザイン案にまとめていきました。「明るいイメージ」「岡山らしいもの」から、「果物の輪切りの模様」「鶴」などの具体のものまでいろいろな素材を組み合わせたデザイン案が出され、市職員からは、行政機関としてのルールや描ける絵の大きさなどの条件の確認とアドバイス、町内会の方からは、使用者の視点で愛着が持てるようなデザインのアドバイスをもらいました。

ワークショップの様子
ワークショップの様子

 

これらのアイデアを基に、専門学校の学生さんたちでデザインを決めていきます。

 

丁寧にデザインを描いています
丁寧にデザインを描いています


2018年3月6日(火曜日)、トイレの壁にデザイン画を描く工程に入って4日目、最終日の今日は、中国デザイン専門学校1,2年生の10人で進めてきた作業に、授業が終わった後楽館高校の美術部を中心とした生徒さんたち5名も参加してくれました。昨日降った雨も上がり晴天、少し寒いけれど、屋外での作業を進めていきます。

 

公衆トイレの暗いイメージを明るくするようにとデザインしたピンク色の花や、後楽園の鶴など、アクリル絵具を使って壁に塗っていきます。「実際にトイレを使う方をイメージしてデザインを考えました。落書きをされないように丁寧に描いています。」と専門学校の学生さん。絵と並行してトイレの掃除も行います。ゴム手袋に小さなスポンジで磨いたタイルの目地や水道の蛇口のまわりもきれいになっていきました。
中国デザイン専門学校の宮脇先生は、「まちと接続しながら学生たちの得意なことをしていく、地域での経験を来年度以降にもつなげていきたいです。」と話されていました。

外出の際お世話になる公共のトイレ。お掃除する人、トイレを使う人双方が気持ちよくなるようにトイレ美化活動が広がっていけばいいですね。

 

協働事業を振り返って

ESD・市民協働推進センターより

「学生と地域を結ぶ新しいモデルができました」
学生による地域貢献活動は様々な場所・方法で展開されていますが、学生の学びと地域課題のマッチングは決して簡単ではありません。本事業では学生が自らの専攻を生かして地域の魅力や安全の向上に寄与できるため、実施団体(学生)と地域(及び協働部署)のメリットが明確なうえ、あらゆる地域・施設への応用も考えられることから、学生と地域を結ぶ新たなモデルとして各地に波及していくことが期待されます。

「今後の波及に向けての手続きや課題を確認することができました」
本事業の実施に際して地域住民との合意形成の場づくりや作業に要する備品など、ひとおとりの工程や準備物などを確認することができました。事業終了後も責任の所在を明確にするとともに落書き対策やデザインの更新など、実施団体、協働部署、地域が継続的に協議を行いつつ、他地域への波及に向けたノウハウの体系化を進めていただきたいと思います。

 

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