ホーム  > 協働の活動  > 市民協働推進モデル事業  > 平成28年度市民協働推進モデル事業  > 【公民館への太陽光発電の設置と環境学習による持続可能な社会の推進事業】

ここから本文です。

【公民館への太陽光発電の設置と環境学習による持続可能な社会の推進事業】

更新日:2017年10月16日

えねみら

実施団体

認定NPO法人おかやまエネルギーの未来を考える会

協働課

中央公民館
環境保全課
 

一葉 解決を目指す課題

  1. 地球温暖化対策の重要性については一般的な理解は進んでいますが、対策の効果が実感できないことから、市民の主体的、継続的な取り組みが広がっていません。
  2. 身近な省エネや自然エネルギー対策だけでなく、私たちの消費行動をはじめとする通常の社会経済活動が世界の温暖化の進行に大きな影響を与えていることについても理解が進んでいません。
  3. 当法人では小学校での出前授業等は毎年、数か所で実施していますが、温暖化問題は喫緊の課題であり、こどもたちよりも私たち大人世代が早急に行動を起こす責任があると考えています。

二葉 課題解決の方策

  1. 幅広い世代への環境教育
    地球温暖化防止の効果ある対策を進めるためには、私たち大人世代が率先して行動することが重要であり、そのための環境教育に努めます。公民館や地球温暖化対策室との協議に基づき、太陽光発電所を設置し、表示器による自然エネルギーの必要性を「見える化」することで、それをシンボルとして各種講座はもとより、「緑のカーテン」や資源リサイクル等の多面的な環境活動を公民館全体で取り組む環境学習拠点として位置づけ、環境教育の取り組み強化を図ります。

    合わせて、すでに各公民館がそれぞれの特性に応じて取り組んでいる消費生活や国際理解、健康、生物多様性等の地球温暖化対策との関連が深い学びとの関連付けを強化することにより、各公民館におけるESD活動の推進を図ります。さらに地域の人たちが主体となって課題解決に取り組んでいくことのできるしくみ・体制づくりを公民館とともに支援していきます。

  2. 市民共同発電所の設置
    これまで自治体との連携で公共施設に8基(140kW)の市民共同発電所を設置してきた当法人の経験を基に、生涯学習の場である公民館に太陽光発電所を設置します。設置にかかる費用は、幅広い市民からの寄付や市民ファンド、銀行融資などの方法を検討して調達し、発電した電気は電力会社に売電します。売電収入から返済金や維持管理のための必要経費を除き、余剰収益は地域への環境教育に還元します。

    また、災害等で電力会社からの電気の供給が途絶えた折には、非常用電源として電力を地域のみなさまに提供し、地域貢献にも役立てたいと考えています。
 

三葉 事業の成果

太陽光発電
岡輝公民館の太陽光発電
西粟倉西粟倉村でエネルギー自給率100%を目指す
村づくりを視察(岡西公民館講座)

 

  1.  太陽光発電設備
    岡輝おひさま発電所(岡輝公民館)28.98KW
    岡西おひさま発電所(岡西公民館)13.86KW
  2. 地域住民に対し環境学習のため連続講座実施。
    ・岡輝公民館講座
    暮らしの環境学(全4回 西粟倉村へ視察1回を含む)及びソーラークッキング、地域温暖化をテーマにしたワークショップを開催。のべ176人(平均29人)参加。地域団体の方、中高生も参加し、世代を超えた環境学習の場を提供できた。
    ・岡西公民館講座
    暮らしの中のエネルギー(全4回 西粟倉村へ視察1回含む)連続講座を開催。のべ98人(平均24.5人)参加。参加者自身の暮らしレベルで環境について考えられ、街中でできることを改めて考える契機となった。

協働事業を振り返って

三葉 実施団体からのコメント

地球温暖化を防止し、真に持続可能な地域づくりを進めていくためには、岡山市域で行政と市民が連携して自然エネルギーを最大限導入した低炭素社会に転換することが必要との趣旨で、市民共同発電所設置と連続講座を企画した。中央公民館、環境保全課にサポートいただく中で、太陽光発電の設置を岡輝公民館と岡西公民館が受けてくださり、館長・職員さんともしっかり連携し、お互いのスキルを発揮しながら、充実した講座を行うことができた。
講座は2017年度も企画され、既設の公民館への発電所増設は難しさもあるが、コミュニティハウスへの設置などの知恵を出し合い、地域の人たちが主体となって低炭素社会に取り組んでいくことのできる仕組み・体制づくりを進めていきたい。

(認定NPO法人おかやまエネルギーの未来を考える会)

三葉 協働課からのコメント

認定NPO法人による太陽光発電設備の設置と専門的な環境教育の実施、公民館職員の地元の方たちとの人脈により、一方通行の環境教育ではなく、認定NPO法人、公民館と地域住民も協働しての参加型の環境教育を実施することができ、新たな切り口で市民に地球温暖化問題を理解し行動に移してもらう機会を提供できた。また、公民館講座では新しい参加者が増え、エネルギー問題を含めた地球温暖化問題に関心がある人が多いことも分かり、今後の広がりを強く感じることができた。
公民館で環境教育を実施することで、各公民館がそれぞれ取り組んでいる健康、国際理解、生物多様性等の地球温暖化対策との関連が深い学びと関連付けを強化することにより、ESD活動の推進を図るという目標に向けた一歩も踏み出すことができた。

(中央公民館・環境保全課)

三葉 伴走支援者からのコメント(協働の原則の視点から)

「三者の長所を生かした役割分担がなされていた」(相互理解の原則から)
環境学習の実績だけでなく、これまでに8基の市民共同発電所設置を実現している団体と市内全36公民館の情報を有する中央公民館、また、様々な施策を通じて地球温暖化対策を進めている環境保全課の三者がそれぞれのノウハウとネットワークを生かした事業となりました。また、地域住民の主体性を引き出すことができた背景には、岡輝・岡西両公民館が積極的に事業に協力してくださったことが大きな要因となっているため、モデルとして波及させるためには、公民館などの協力機関の役割を整理しておく必要があると感じました。

「モデルを波及させるための長期的な計画を検討したい」(目標共有の原則)
今年度事業で設定していた事業目標がおおむね達成されたほか、2017年度中には新たに1館で太陽光パネルが設置され、岡輝、岡西の中学校区内の住民による環境学習事業を支援し続けることが確認されました。しかし、公民館のハード面での問題(パネルの設置に適さない公民館が多い)などから、長期的な展望が見えづらい状況になっているため、本事業で確立されたモデルをどのように精査・波及させていくかについての継続的な協議が必要です。

(ESD・市民協働推進センター センター長)

 

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDFファイルをご覧いただくには Adobe Reader が必要です。バナーをクリックしてAdobe Reader をダウンロードしてください。

 

 矢印(ひだり) 前へ  戻る  

ページトップへ戻る