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その21【感謝がつながる協働事業 ~出来ないことを出来るように~ 】

更新日:2017年08月10日

「つながる!協働リレーコラム」では、岡山で活躍するNPO法人の皆さんに、自分たちの活動や経験を通じて、「協働」に関して感じていること・考えていることについてコラムでご紹介いただきます。
※なお、内容は執筆当時のものです。

NPO法人だっぴ 代表理事 柏原 拓史

だっぴ代表柏原さん
<プロフィール>
岡山市生まれ。 大学卒業後、気象会社で環境調査や気象コンサルタントの営業業務に4年携わった後、地域に根差した生き方をするため生まれ育った岡山に戻りました。
現在は、環境保全に関わる仕事をしながら、地域の魅力的な大人と若者が繋がる機会をNPO法人だっぴの活動として行っています。

 

NPO法人だっぴの活動と協働事業へのチャレンジ

 

私たちは、『いい出会いはいい人生を創る』を合言葉に、地域の未来を担う若者が地域の魅力的な大人に出会う機会を創ってきました。

だっぴ50×50の風景だっぴ50×50

そして、平成27年度、初めて岡山市市民協働推進モデル事業として、中学校教育現場で、その出会いの機会を特別授業として行いました。 協働先である市の担当課は、岡山市教育委員会。

特別授業の内容は、”中学生と大人と大学生の語り場”です。

中学校教育現場での特別授業~中学生だっぴ~

 

中学生4~5人に対して、地域の保護者や大人の方が2人、それに大学生が2人、合計で8~9人が輪になって、真剣な眼差しでそれぞれの生き方や悩みを語り合い進路について考える。そんな2時間程度の特別授業。 中学生は、地域の大人の方や大学生の真剣な言葉に、次第に心を開き、自分自身とも向き合います。

 

中学生だっぴの様子
中学生だっぴの様子
大学生が場を盛り上げる
大学生が場を盛り上げる

授業後のアンケート

中学生の自己肯定感は、大きな変化を見せ、社会の役に立ちたいと言う子どもの数や、自分の将来に希望を持てると答えた子どもたちの数は、授業前に比べ飛躍的に増加します。

教育現場には、自己肯定感の低下や非行率の問題など、向き合わなければならない課題が多く存在しています。そして、これらを学校教育現場のみで解決していくには限界があり、地域と連携した取り組みの必要性が指摘されています。

私たちが行ったこの授業は、地域が学校に入る機会であり、中学生が地域の大人を知る機会であり、大学生が地域に出ていく機会でもあります。そして、その機会の結果は、2時間という短い時間にも関わらず、中学生に大きな変化を生みます。 それは、真剣な触れ合いの機会であり、多様な価値観の混ざり合う機会でもあるからです。

 

対等な立場での協働事業

 

私たちは、この授業モデルを多くの中学校教育現場に拡げていくことを目的としていますが、最初はこんな大規模な授業が実際に成り立つのかと言う懸念も正直ありました。 なぜなら、中学校の1学年で行うので、生徒数が100名を超える学校では、グループの数は25グループ以上となり、大人の数は50人、大学生の数も50人を越えます。

中学生だっぴの様子13

 大学生や地域の大人の方がそれぞれ50人以上集まるのかといったことや、そもそも学校が賛同して、授業として取り入れて頂けるのだろうか、など様々な懸念や不安がありました。 それでも、実際に開催が出来たのは、この事業が協働事業だったからに他なりません。

担当課である教育委員会の皆さんには、実施内容へのアドバイスだけではなく、実際の中学校への声掛けや説明など、本当に多くの面で一緒に動いて頂き、開催が決まった中学校では担当の先生から校長先生、教頭先生まで学校と共に大人の方への声掛けを行いました。

そこには、だれかに依存する関係ではなく、お互いにこの機会を作れることに感謝し、助け合うチームのような雰囲気がありました。

本来、目指すべき協働の姿が自然に出来上がっていたのですが、きっと中学生の子どもたちのために何が出来るかをそれぞれが真剣に考えていたこと、そしてお互いを信頼していたこと、関わりに感謝していたことが要因ではないかと思います。

だっぴのこれから

 

この特別授業「中学生だっぴ」は、今後も開催校を拡大して継続していきます。 そこには、大規模校での実施や、多くの学校での同時開催などまだまだ多くのクリアすべき課題があります。
それでも、だからこそ協働という形がその道を切り拓き、新しい変化、社会が望む変化を得られていくのだと考えています。

教育を始め、社会にある多くの課題は複雑さを増しています。だからこそ、今、協働と言う形が必要なのではないでしょうか。

 

 

 

次はどんな団体が登場するかな?お楽しみに!

のっぷ



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