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その26【まちづくりの主人公は私たち岡山市民】

更新日:2017年08月10日

「つながる!協働リレーコラム」では、岡山で協働を進めている皆さんに、自分たちの活動や経験を通じて、「協働」に関して感じていること・考えていることについてコラムでご紹介いただきます。
※なお、内容は執筆当時のものです。

岡山大学地域総合研究センター(AGORA)助教 岩淵泰

 

岩淵先生
岡山大地域総合研究センター(AGORA)助教。都市と大学によるまちづくり活動に取り組む。
熊本大学修了(博士:公共政策)。フランス・ボルドー政治学院留学。カリフォルニア大学バークレー校都市地域開発研究所客員研究員を経て現職。1980年生まれ。

まちづくりとの出会い

まちづくりという世界に触れたのは、熊本大学で大分県一村一品運動について研究を始めたときでした。一村一品運動は、当時の大分県知事平松守彦氏が、自主自立、創意工夫、まちづくりを掲げて、地域のアイデンティティに根差した商品を磨き、地域の自立を進めるものです。そこで、まちづくりを巡る行政の視点、市民団体の視点、そして、地域のみなさんがどのように考えているのかを聞いて回りました。

転機となったのは、まちづくりのリーダーたちがいろいろな世界を教えてくれたことです。大分県湯布院町の中谷健太郎さんや溝口薫平さんには、地域で生きていくことや自治の大切さ、また、平松知事には、何度もお時間を頂き、まちづくりにおける政策の視点、そして、どんな時も、元気に前進することを教えてもらいました。多くの応援なしには研究生活は始まりませんでした。

フランスの参加民主主義

博士課程では、フランスのボルドー政治学院に留学することになりました。しどろもどろに日本のまちづくりについて説明すると、指導教官のソルベ先生は、『君のはなしは、フランスでいう参加民主主義のことだ』と研究テーマを与えてくれました。都市の成長基盤には、市民、行政、議員らがまちづくりについて語り合うこと、そのための仕組みが必要になっていることを、コミューン(日本でいう基礎自治体・市町村)の姿から調べていきました。フランスの参加民主主義と日本のまちづくりに共通することは、地域の課題に対して、市民が自らのものとして受け止めること、そして、地域に住む人々とみんなで解決策を探るということです。

岡山から世界へ

西川学生たちと公園の特徴を調査(西川アゴラでの活動)


2011年から岡山大学地域総合研究センター(AGORA)で勤務をしています。西川緑道公園のまちづくりを学生たちと調査していく中で、西川アゴラという岡山市・岡山大学・市民のまちづくり拠点を立ち上げました。NPO法人タブララサさん、満月BARの若者たちも、西川アゴラを活用しており、まちづくり勉強会も開かれています。

市民協働をどのように捉えていくべきなのか。そのような問いを持った時に、アメリカ・ポートランド州立大学のジョンソン先生とセルツァー先生は、いろんなアドバイスを送ってくれました。ジョンソン先生は、教育機関の役割として、行政、企業、そして、市民社会のそれぞれで活躍する人材育成を進めることが求められているとし、まちづくりを通じてシビックエンゲイジメント(市民参画)に触れる機会を提供すべきだとおっしゃっていました。そして、セルツァー先生は、市民協働のポイントは、サービスを生産する人(行政)と消費する人(市民)が、ばらばらに働くのではなく、一緒にあたらしいものを創っていくことが大切だと教えてくれました。共創(Co-Production)する社会が、住みやすく、クリエイティブなまちになるということです。

フランスフランス・ストラスブールへまちづくりの視察に!

市民協働がひらく岡山市のまちづくり

では、岡山市のまちを見てみましょう。岡山市のまちづくりにとって、市民団体やNPOの活躍は不可欠です。ただし、行政の下請けになるような協働になってはいけませんし、市民は、協働がどの政策に活かされているのかを捉え、また、行政も市民団体を支えながら、意見やアイデアを生かすなど風通しのよいまちを目指していかなければなりません。将来的には、市民協働の蓄積が政治をも動かし、市民が活き活きと生活できる岡山市が生まれていくと感じています。

 

岡山市協働推進委員会
平成29年度第1回協働推進委員会の様子

岡山市における市民協働の特徴は、ひとりひとりが、様々なミッションを持ち、人口規模を考慮しても、顔の見えやすい関係からまちづくりを展開していることです。岡山市だからこそできるまちづくりがあり、その主人公は間違いなく私たち市民自身だと言えます。岡山市協働推進委員会委員として責務を果たすうえで、次のことを忘れないようにしたいです。市民協働は、助けられ、助けていくといった互恵性の中で生まれていきます。市民協働のまちづくりは、頑張る岡山市民に対して感謝の気持ちが基層となっているということです。

 

ありがとうございました。次は誰が登場するかな??

のっぷ



 
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