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YOUTH CHALLENGE その5【AMDA中学高校生会】

更新日:2017年08月16日

社会のため、未来のために活躍する「若い力」に注目し、そのチャレンジを紹介するコーナー「YOUTH CHALLENGE」。今回は、国内外の戦争や災害に際し、中学生・高校生にできることを考えて行動に移している、「AMDA中学高校生会」のボランティア活動におじゃまし、お話を伺いました。
※なお、内容は取材当時のものです。

 

テレビ報道などで伝えられる、国内外で起こっている紛争や災害の数々。それらを対岸の火事に終わらせることなく、自分ごととしてとらえ、「私たちにできることはないか?」と考え、集まった有志によってボランティア活動をしている「AMDA中学高校生会」。
その詳しい活動について、スリランカ紛争後復興支援活動とその報告会を中心にご紹介します。

集合写真

 

AMDA中学高校生会とは?

のっぷとハート岡山市に本拠地を置き、紛争や災害が発生したエリアに医療・保健・衛生分野を中心とした支援活動を行っている認定NPO法人AMDA。「AMDA中学高校生会」は、AMDAが掲げる相互扶助の精神のもと、AMDAが国内外で行っているプロジェクトの中から支援できるものを考えて活動するボランティアグループです。海外については「スリランカ紛争復興支援スポーツ親善交流プログラム」への参加、国内では東日本大震災の復興支援が最近の主な活動。加えて、フォーラムの開催を通して、若い世代と一緒にボランティアについて考え、報告する活動も行っています。

 

AMDA中学高校生会によるスリランカでの平和構築活動

1983年に対立する民族による内戦が起こったスリランカに、AMDAが医療行為を提供したことがきっかけとなり、AMDA中学高校生会とスリランカの学生との交流がスタート。2016年の夏には、「AMDAスリランカ紛争後復興支援活動親善交流プログラム」と題してメンバー2人が現地を訪れ、3日間現地の方々と寝食を共にしつつ、スポーツ・文化・宗教の3部門での交流活動を行いました。また、プログラムの報告会を2016年12月18日(日曜日)に開催するなど、活動内容を広く伝えることにも力を入れています。

 

定例会議におじゃましました

 

  

2016年12月11日(日曜日)、AMDA事務所で行われた定例会議におじゃましたよ!


岡山国際交流センターで開催される報告会「AMDA中学高校生会の活動からみる平和構築プログラム–スリランカ紛争後復興支援活動–」を1週間後に控えたこの日は、プレゼンテーション原稿のブラッシュアップの真っ最中。
原稿を声に出して読み上げながら、メンバーが「ここはこうした方が良い」といった意見を遠慮なく発言し、納得のいく文章になるまで修正を加えていきます。大人顔負けの真剣な議論が交わされる白熱の現場となりました。

定例会議の様子 
最適な言葉を探して議論を重ねる

報告会に参加しました

 

2016年12月18日(日曜日)、岡山国際交流センターで行われた報告会「AMDA中学高校生会の活動からみる平和構築プログラム–スリランカ紛争後復興支援活動–」に参加させてもらったよ!

 

プレゼンの様子1

2016年の夏にスリランカを訪れたメンバー、斎藤真子さんと常原拓真さんが、交流プログラムの様子について報告します。現地の学生とバレーボールを行った際、最初は緊張して固かった雰囲気が、スポーツを楽しむことで自然とほぐれて笑顔になったこと、一緒に絵を書いて作品を作り上げたことなど、国境や言葉を超えて交流を深めた実感が、聴き手にも伝わる発表でした。

2人にとって特に印象的だったのは、宗教分野での交流活動。仏教徒、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒が混在するスリランカで、寺院・モスク・教会などを訪問し、それぞれの宗教の教えに触れたのです。その貴重な体験は、宗教・民族等の違いによるあらゆる対立の根底に、他者に対する知識の無さや無理解があるのではないか、という気付きを2人にもたらしました。

続いて、リーダーの古瀬友里さんら3名が「平和」をテーマにしたプレゼンテーションを実施。いじめや自殺などの問題があとを絶たない日本は、本当に平和だといえるのか?という問いかけから発表はスタートします。そこから、他者への理解の無さが生んだ争いを解決するには、誰かと比較しておごったり卑屈になったりするのではなく、個人個人に良さがあると理解することが必要なのではないか、と論を進め、最後は、互いを尊重し合う「愛の連鎖」が真の平和構築に繋がると結論付けました。

プレゼンの様子2

スリランカの紛争を遠い外国の出来事としてとらえるのではなく、自分たちと身近な問題に置き換えて考える、若いメンバーならではの柔軟な発想を活かした報告となりました。

AMDA中学高校生会のこれまで・これから

AMDA高校生会が発足したのは1995年のこと。2015年にAMDA中学高校生会と名前を変え、中学生も正式に参加できるようになりました。月1回の定例会議で、諸外国の現状について勉強会などを行って理解を深めつつ、国内外の紛争地域や被災地に対して中高生の自分たちにどんな支援ができるか考え、行動に移してきました。

それぞれが、自分の通う学校の勉強や部活動との両立を図りながらの活動。毎回全員がそろって活動に参加することは難しいものの、リーダーを中心に、心を合わせて活動しています。

 

メンバーにお話をききました

「AMDA中学高校生会には姉が先に入っていたので、活動に参加するようになりました。入会して今年で3年目になります」と話すリーダーの古瀬友里さんは、中学生の時から学校での調べ学習などを通じて、ボランティア活動に興味を持っていたそうです。リーダーとして、ボランティア活動やその報告に熱心に取り組むだけでなく、定例会議での議事進行役としても、持ち前のリーダーシップを発揮して他のメンバーの意見をとりまとめています。

 古瀬さんリーダーの古瀬友里さん

 

「ボランティア活動に興味はあるけど、関わり方がわからない、という学生の方は多いと思います。そんな人たちが、AMDA中学高校生会の活動を見て、自分たちも役に立てるかも知れない、と思ってもらえたら」と古瀬さんは言います。

これからのAMDA中学高校生の会

今回開催した報告会だけでなく、「地域防災ボランティアリーダー養成研修会」や、県内の高校生とボランティアについて話し合う「高校生フォーラム」などに積極的に参加し、自分たちの活動を同世代の若者に発信しているAMDA中学高校生会。活動報告を丁寧に行うことで団体の存在やAMDAの精神を広く知ってもらい、若い世代にボランティアへの関心を高めて欲しいというのがメンバーの願いです。

実際、認定NPO法人AMDAのメンバーの竹谷和子さんのサポートを受けつつ、世代交代しても新たな参加者によって20年以上も引き継がれてきたAMDA中学高校生会の活動。一人でも多くの中学生・高校生が、世界中で起こる問題に関心を持ち、素晴らしい経験をすることができるよう、これからも活動を続けていきます。

 

紛争をその地域だけの問題として片付けず、広い視野を持って「平和」について考える発表に、心を動かされたわ。

 

中学生・高校生の自分たちにできることは何かを考えて活動しているんだね。のっぷも自分にできることを考えてみるよ!

 

なお、「YOUTH CHALLENGE」では、「取材にきてほしい!!」という若者の取組を募集中です。
希望される方はお問い合わせフォームより、団体名、活動の内容を添えてご連絡ください!


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