感染症・熱中症対策について
公開開始日:2013年07月11日
感染症を予防する方法
おう吐物や下痢の処理をする方法
熱中症・夏場の感染症
岡山市内の感染症発生動向
感染症とは
感染症とは、ウイルスや細菌が体内に侵入・繁殖することでおこる病気の総称です。インフルエンザや感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)のような、人から人へ伝染する感染症は未然の予防がとても大切です。 また、子どもはまだ抵抗力や免疫が弱く、感染症にかかりやすいもの。十分な予防を心がけたいですね。 |
感染症を予防する方法
感染症予防ポイント その1 ~手を洗いましょう!~
感染症の原因になるウイルスや細菌を、洗い流してしまうことが一番の感染予防です。
手洗いは、おやこで簡単に取り組めます。正しい手洗いの方法を身につけて習慣化してみましょう。
- ポイント1:石けんをしっかり泡立てて洗いましょう
- ポイント2:手のひら→手の甲→指の間→つめ→手首を意識して洗いましょう。
親指も忘れないように! - ポイント3:ゴシゴシと力強く洗いましょう
- ポイント4:ペーパータオルや乾いたハンカチでしっかりふき取り、乾燥させましょう
- ポイント5:正しく手を洗うと30秒かかります!
*アルコール手指消毒液を使用する際は、乾いた手に擦り込むことが大切です。
感染症予防ポイント その2 ~咳エチケット~
咳やくしゃみをした時、しぶきの中にはいろいろな感染症の原因が含まれていることがあります。
ほかの人への感染を広げないように、咳やくしゃみがあるときには咳エチケットを心がけましょう。
- ポイント1:不織布(ふしょくふ)製マスクを使用しましょう
- ポイント2:マスクがない時にはティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえましょう
- ポイント3:鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにふた付のゴミ箱に捨てましょう
- ポイント4:咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう
*咳エチケットを心がけることは、周りの人を不快にさせないためのマナーにもなります。
感染症予防ポイント その3 ~吐物処理~
おう吐物や下痢の処理は、正しく行わないと汚物から他の人や処理をした人へ感染することがある(二次感染)ので、気をつけましょう。
- ポイント1:使い捨てのビニール手袋やマスクをしましょう
- ポイント2:新聞紙やキッチンペーパーなど捨てられるもので拭きましょう
- ポイント3:処理したものは2重のナイロン袋に入れましょう
- ポイント4:汚れた場所・衣類は家庭用塩素系漂白剤などでよく消毒しましょう
- ポイント5:最後は、石けんでよく手洗いをしましょう
*素手で処理をせず、換気も忘れないようにしましょう。
感染症予防ポイント その4 ~消毒~
消毒液は、感染症ごとに使い分けをしないと効果がない場合があります。正しく安全に使用しましょう。
- ポイント1:汚れを落としてから消毒をしましょう
- ポイント2:適正な濃度と、時間を守りましょう
- ポイント3:消毒薬の有効期限を確認しましょう
- ポイント4:吐物の処理の時は、広範囲に消毒をしましょう
- ポイント5:インフルエンザはアルコールが有効です
ノロウイルスにはアルコールは無効です(次亜塩素酸ナトリウムを使用しましょう) - ポイント6:換気をしっかりしましょう
*消毒薬は、子どもの手に届かないところに保管をして、誤飲防止に努めてください。
家族みんなで手洗い習慣をつけよう!
効果的な手洗いの方法や生活の中で気を付けたいことをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください♪
熱中症・夏場の感染症
夏場は高温多湿な気候のため、暑さから食欲不振になったり、休み中は生活習慣が乱れ、栄養バランスが欠けた食事や夜更かしが続いたりなど体調を崩しがちです。
子どもは自分自身では体調の変化に気づけないこともあります。
保護者の方が、しっかりと対策をとってあげましょう。
熱中症にご注意!
外遊びや、海、プールなど長時間炎天下で活動していると体内の水分や塩分が失われ、脱水症状が起きることがあります。
また、室内でも気温・湿度が高いと、汗をかいても蒸発せず、発汗による体温調節がうまくできなくなることで熱中症を引き起こす場合もあります。
初期症状は体温の上昇や、体のだるさ、ふらつきなど。症状が進んでくるとめまいや吐き気、頭痛などが起き、悪化すると呼吸困難や意識がなくなることもあります。
熱中症を予防する方法
乳幼児は体温調節機能が未熟で、体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなります。
また、自分で暑さ対策ができないことや、遊びに熱中してしまい暑いのを忘れ熱中症になる場合もあります。保護者の方が、注意深く観察してあげましょう。
- 子どもの異変に注意して!
顔が赤く、ひどく汗をかいている場合は、涼しい場所で十分な休息を取らせましょう。 - 水分・塩分補給を忘れずに!
水筒やペットボトルを持ち歩き、こまめな水分・塩分補給をしましょう。 - 服装で温度調節を!
顔色・汗のかき具合を見て、着衣の調節をしましょう。 - 外出時は照り返しに注意!
地面からの照り返しの影響に注意しましょう。ベビーカーは、地面からの位置が高いものを選ぶと、照り返しの影響を受けにくくなります。 - 日頃から暑さに慣れさせる!
適度に運動させ、暑さに強い体を作りましょう。いつもエアコンの効いた部屋にいて汗をかかずにいると、暑さに弱くなってしまいます。 - 絶対に、子どもを車内に残さないで!
車内の温度は短時間で一気に上昇します。子どもも一緒に車外に連れていきましょう。
熱中症対策グッズなどを有効に活用しよう
最近は、さまざまな熱中症対策の商品が販売されています。こういったものも上手に活用しながら、未然に防いでいきましょう。
夏場の感染症にもご注意!
夏場は海や山へ遊びに行く機会がたくさんありますね。熱中症だけでなく、感染症にもしっかり注意しましょう。
ウイルス性の病気が流行すると、抵抗力の弱い子どもは一気に感染しやすくなりますので注意と対策が必要です。
夏場に多く見られる感染症は、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜熱)などがあります。
その他にもマダニ、蚊、ノミなどの衛生害虫に噛まれたり、刺されたりすることによる感染もあります。
ハイキングなど、山や草地に行くときは・・・
衛生害虫などに刺されたりしないよう、長袖・長ズボン・帽子を着用しましょう。
海や川、プールなどに行くときは・・・
友だちとのタオルの貸し借りは避けましょう。
プールなどからあがった後は、シャワーで全身の汚れなどを流しましょう。
できるだけ目もよく洗いましょう。
岡山市内の感染症の発生を調査しています
岡山市では、市内の代表的な病院に対して、感染症の発生人数などを毎週調査しています。週単位でどれだけ患者が増えたか、減ったかを見ていただくことができますので、流行の兆しを確認するときなどにご利用ください。
体調を崩したら
感染症の可能性もありますので、早めに医療機関を受診しましょう。
何ごとにも、日頃の体力づくりが大切です。バランスの取れた食生活や睡眠と休養をしっかりとって抵抗力をつけましょう。
こそだてぽけっと内の「生活のリズムを作ろう」を参考にして、普段の環境を整えてみましょう。