このページの本文へ移動

#160 こどもの心を強くする「非認知能力=生きる力」

公開開始日:2021年10月15日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

こどもの心を強くする親の会主宰 ふじわら やすえさん

将来の幸せ度を左右する「非認知能力」

人間の能力を表す指標のうちの一つに認知能力と非認知能力というものがあります。
認知能力とは「テストで点を取る」「偏差値で評価することができる」など、数値化することが容易な目に見える形にしやすい力のことをいいます。

その認知能力と対になっている非認知能力とは「目に見える形になりにくい、簡単に数値化しにくい能力」のことで、例えば、
・最後まで諦めないでやり抜く力
・試行錯誤・工夫をする力
・発想する力・見立てる力
・周りの人を思いやる力
など、表面的にすぐには見えにくい力のことを指します。

「賢い子に育てる」とは、「テストで点数がとれる」とか「たくさん暗記をしている」などというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、近年の研究ではそういった認知能力ではなく、この「非認知能力」を鍛えておくほうがこどもの将来の人間形成や就職、ひいては人生における幸福感などに大きな影響を与えることがわかってきています。では、その「目に見えない力」を育てるにはどうしたら良いのでしょうか?

土台は幼児期に作られる

非認知能力をもう少し具体的にいうと、自己肯定感が高く、自分を認識しコントロールする力や、意欲を持って目的に向かい工夫する力、忍耐力、回復力(対処能力)創造性がある、などがあります。
この力は10代後半や大人になってからでも伸びることがわかっていますが、中でも0歳から7、8歳までまでの期間にぐんぐん伸びると言われています。

非認知能力を伸ばすためには?

認知能力と非認知能力を伸ばす際の最も大きく違うポイントは、「他者の力」です。
認知能力を伸ばすには、例えばドリルをやる、たくさんの暗記ものをやるなど他者(保護者さんを含む)の力をあまり必要としません(努力するのは本人ですからね)。

非認知能力を伸ばすために大切なこと

考える・挑戦する
考える・挑戦する

発信する・実現する
発信する・実現する

一方で、非認知能力を伸ばすポイントは「他者の力が必要」だということです。その他者とはご両親や祖父母の方、近所にお住まいの方、園や習い事の先生など誰でも構いません。このコラムの読者の方どなたでもその立場になれる可能性を持っています(^^)
最初は小さなことでいいのです。この非認知能力がユニークなのは、最初に少しでも良い習慣がつくと今度はそれがどんどん増幅して勝手に能力が上がっていくのです。

具体的には、
「愛情を持って接する」 →自己肯定感が育ちます。車のエンジンみたいなものです。
「子どもの好奇心を尊重する」 →すべてのやる気の元。例えるならガソリンです。
「今」の本人の気持ちに寄り添う。 →ミスをしても頭ごなしに叱るのではなく理由を聞いたり解決方法を一緒に考えてあげましょう。それを繰り返すうちにお子さんはやがて自分で判断し、コントロールする方法を覚えていきます。

子どもの行動は大人の目線から考えると謎だらけですが、身の危険がないこと、誰かの迷惑にならないことならぜひたくさん体験させてあげてくださいね。

 

こどもの心を強くする親の会主宰 ふじわら やすえさん

ヨーロッパ(主に北欧)現地での教育視察を重ね、そこで得たことを基にした感性教育、非認知能力形成教育を専門とする。

月に1、2回ほど「こどもの心を強くする親の会」「こどもの心を強くする映画鑑賞会」を開催しています。ご興味のある方どうぞご参加くださいね。

参加の申し込み/お問い合わせ : http://akubi.net/boxchild/mail/

 

 

 

左向き矢印 前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ 矢印