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カラフルな個性の子どもたちを支える「カラフルキッズの会にじのね」

公開開始日:2020年12月04日

カラフルな個性を持つ子どもとその家族をサポートする団体「カラフルキッズの会にじのね」。今回は、団体の活動内容に加え、メンバーの皆さんの子育て体験についてもお話を伺いました。

「カラフルキッズの会にじのね」とは?

にじのねロゴ発達障害を含む、個性的な子や社会になじみにくい子、「他の子とはなにか違う…」といった子どもたちを、「にじのね」では“カラフルキッズ”と呼んでいます。障害や診断の有無は問いません。

「にじのね」はカラフルキッズの家族が情報交換をし、日々感じることや悩みを話し合える場所として2016年10月に発足。2019年6月には、岡山市の児童発達支援・放課後等デイサービス一覧を作成しました。

「他の子とはなにか違う…」と感じながらも誰に相談すればいいのかわからない不安や焦り、気づいてから病院にかかるまで、さらに診断が出るまでの不安な期間をサポートし、医療施設や療育施設、児童発達支援の事業所などの情報提供もしています。

子どもたちそれぞれが自分の個性(カラー)を大切にしながら社会に羽ばたいていく、その「虹の根っこ」を支える場になればという思いで活動しています。

子どものカラフルな個性、家族はどうする…?

発達障害を含む子どものカラフルな個性に気づくまでの流れ、その後の対応は十人十色です。

Aちゃんの場合

女の子イラスト早い段階で指摘されてはいたのですが、初めての子だったため、他の子との違いがわからずしばらく様子をみることに。保健師さんから「その後どうですか?」と連絡があったときにはしゃべることができるようになっていたので、大丈夫だと思っていました。しかし、3歳児健診で再度指摘が。「やっぱり病院で診てもらったほうがいいのでは」と言われたときには、幼稚園入園直前でした。まずは幼稚園に何をどのように話せばいいのか、相談の仕方がわからず…。

病院を探しましたが、受診まで10か月待ちとのこと。それでは入園に間に合いません。さらに検査待ち、検査結果待ち、療育先の空き待ちがあることを知って焦りました。その後自分でいろいろと調べて、すぐに診てもらえる病院を見つけることができたので、そこで幼稚園への相談の仕方も教えていただきましたが、自分だけではわからないことも多く、発達障害と診断されるまでの流れの詳細や、病院も見つけにくいのが現状です。

 

Bちゃんの場合

男の子イラスト1歳半健診で指摘があり、2歳になった頃に保健師さんからの電話連絡で「まだ全然しゃべらない」と相談したところ、面談をすすめてもらい、児童精神科の先生とお話しするきっかけをいただきました。そこで病院を紹介していただきましたが、やはり10か月待ち。

その間は、ふれあいセンターで開催される、受診待ちの子ども達が集まる会に参加していました。保健師さんからのアクションがあったおかげで、流れに乗って前に進めました。

 

Cちゃんの場合

兄弟イラスト幼稚園に入って、参観日で子どもの様子を見て他の子ども達と比べて少し行動が遅いことに気づき、先生に普段の我が子の様子を聞いてみたところ、そこではじめて「実はお話しなければと思っていて…。専門機関に相談に行ってみては?」と言われました。その後ネットでいろいろと調べてみましたが、病院を選ぶにも先生との相性もあるし、療育の内容もわからないし…。かなり迷いました。

同じ幼稚園に通うお母さん友達にそのことを話してみたところ、たまたまその人も同じ経験をしていて、児童発達支援のことや診断までの流れ・手続きなどを教えてもらうことができました。

 

Dちゃんの場合

男の子イラスト1歳半健診のときには言葉も出ていて、どちらかというと成長は早めだったので、診断を受けるためのアクションは起こしていません。第1子だったので他の子と比べることもなく、動きがとても活発な部分が子育てをするうえで体力的に少ししんどいと思う程度でした。

その後通い始めた幼稚園の先生やお母さん友達など、理解ある相談相手が周りに多かったため、私も特に子育てに悩むこともなく過ごしてきました。ところが、小学校入学後に脱毛症に。そのときに我が子の繊細な部分に気がついて、「幼児期に『ちょっと個性的だな』と思った段階で病院に行っていたらどうだっただろう」という思いがよぎることもありましたが、親子で「個性」を受け入れて過ごすことで気持ちが楽になった気がします。今は脱毛症も治っています。

そして、病院や療育に行くことを迷っているお母さんには、「とりあえず行ってみたら?情報はつかみに行った方がいいよ」とお勧めしています。

 

少しでも不安があったら、まずは相談を!

不安な気持ちをひとりで抱え込まず、まずは相談することが大切という「にじのね」のメンバー。実際に、声をあげることで状況が変わったそうです。

ママイラスト 「にじのね」に来て、病院の受診待ちの間もひとりで悩みや不安を抱えるのではなく、同じような経験をしている方々と話しができ、情報がもらえて気持ちが楽になりました。岡山市では、診断がなくても療育は受けられることや、「通所受給者証」の使い方、ほかにも取得できる手帳があることも、ここに来てはじめて知りました。手続きも教えてもらい、支援サービスを利用できるようになりました。

 

ママイラスト 以前は、子どもをイベントや公園に連れて行くにも、決められた範囲内で遊ぶことやじっとしていること、静かにしていることなどが困難なため躊躇していました。外出自体、精神的にも体力的にも疲れてしまい、つい家にこもりがちに。今は「にじのね」を通じて親同士が同じような体験や不安なことを話し合ったり、子ども達がのびのびと自由に過ごしたりする場所ができて、とても前向きに過ごせています。

 

「カラフルキッズの会にじのね」活動内容

月に一度の座談会「にじのね座談会」

にじのね座談会日々の体験や不安なことを話し合ったり、病院や事業所、園や学校などの情報交換をしたりしています。月によっては支援者の方や子どもの発達に関する専門知識を持った方が参加されることもあります。
「話したい人が話したいことを話したい時に話す」のんびりした会です。

対象:診断の有無に関わらず、カラフルな個性を持つ子どもを育てるご家族
日時:毎月最終月曜日 10時30分から12時30分(出入り自由)
場所:岡山南ふれあいセンター和室
参加費:大人300円、子ども無料 ドリンク付き
(注)変更になる場合があるので、事前にお問い合わせください。

ほかにも、楽しく学ぶ「楽習会」、コンサートや体験型音楽イベント、専門家による感覚統合遊びと音楽療法の講演会など、より子育てが楽に楽しくなるような内容の講演会やイベントを企画しています。まずはお気軽に相談を! 

カラフルキッズの会にじのね

メール:nijinone.okayama@gmail.com
ホームページ:https://nijinone-okayama.jimdofree.com