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#147 今こそ、おうちでむし歯予防をしましょう!

公開開始日:2020年06月01日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

岡山市保健所健康づくり課 母子歯科保健係 石川 桃子さん

最近はおうちで過ごす時間が以前より増えているのではないでしょうか。
生活リズムが崩れると、お口の環境が変わり、むし歯ができやすくなります。

「だらだら食い」はよくない?

おうちにいると食事時間が不規則になりやすく、だらだら食べてしまいますよね。

食事をすると、プラーク(歯垢)中の細菌が糖分を酸にかえることで、プラークは中性から酸性に一時的に傾き、歯が溶解します(脱灰)。そして、唾液の働き(再石灰化)によって時間をかけて中性に戻り、もとに修復されます。

私たちの口の中では食事のたびに脱灰と再石灰化が繰り返されていますが、再石灰化する時間が脱灰する時間より長ければ、むし歯になることはありません。
だらだら食べると、再石灰化する時間が短く脱灰する時間が長くなるため、むし歯になるリスクが高くなります。

生活リズムがある場合とダラダラ食いの比較

~こども編~むし歯から歯を守りましょう!より転載

 

「おやつの内容」も工夫しましょう

おやつはエネルギー、栄養素、水分を補うものです。
ソフトキャンディー・キャラメル類や夏によく食べるアイスキャンディーなどは、むし歯になりやすいです。
果物や野菜、乳製品、穀類、イモ類など栄養価の高いおやつをうまく利用しましょう。

 

歯が生え始めたら、フッ素を利用しましょう

歯みがきイラスト仕上げ磨きだけではむし歯を完璧に予防することは難しいです。
フッ素は歯を強くする働きや再石灰化を促進する働きがあり、むし歯予防に一番効果があると言われています。

フッ素の利用方法はフッ素入り歯磨き剤の使用、フッ素塗布、フッ素洗口があります。今回は一番身近なフッ素入り歯磨き剤をご紹介します。
ペースト、ジェル、フォーム(泡状)タイプの歯磨き剤に分かれています。うがいが難しいお子さんにはうがいの不要なフォームタイプがおすすめです。

また、フッ素入り歯磨き剤は、年齢によって使うべき濃度や量がそれぞれ異なります。生後6か月から5歳までのおすすめの濃度と量を載せているので参考にしてみてください。

年齢 種類
ペースト・ジェルタイプ フォームタイプ
使用量 フッ化物イオン濃度 使用量 フッ化物イオン濃度
6か月(歯の萌出)~2歳 3mm以下
3mm程度
500ppm

子ども用歯ブラシの半分程度のせる
半分程度

1000ppm
3歳~5歳 5mm以下
5mm以下

500ppm
(モノフルオロリン酸ナトリウム歯磨剤1000ppm)

エビデンスを臨床に!齲蝕予防マニュアル参照

  • ペースト、ジェルタイプ:歯磨き後、少量の水で1回のみうがいをする
  • フォームタイプ:たまった唾液は飲み込まず吐き出す

1歳になったら歯科医院で検診とフッ素塗布をしてもらいましょう。

 

岡山市保健所健康づくり課 母子歯科保健係 石川 桃子さん

プロフィール画像この4月より歯科衛生士として保健所勤務になりました。
お母さん、お父さんと一緒にお子さんのむし歯を予防できるよう頑張っていきたいと思います。