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#148 不ぞろいの豆腐入り味噌汁奮闘記

公開開始日:2020年07月01日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

H.Nさん

初孫とのにぎやかな日々

イラスト男の子我が家の最初の孫は「一心(いっしん)」君。3歳10か月である。私のことを「じいじ」と呼ぶが、我が家のこだわりで「ぎいぎ」と呼ばせるようにしている。

一心は遊びの天才だ。目の前のものすべてが遊びの対象となる。そのお陰でウクレレのボディは破壊され、デジタルカメラも壊れた。

3歳になると日々成長して動作も早く、遊びのテクニックも上達する。そして言葉も巧みになり、声もデカくなる。「オーレはじゃいあん!ガキ大将!」と高い場所に登り所構わず大声(デカ声)で歌う。やれやれ。

 

毎朝の共同作業

イラストおじいちゃんと男の子我が家の朝食は月曜から金曜は和食(ごはん)、土・日・祝は洋食(パン)である。その月曜から金曜のお味噌汁づくりの担当が私と一心である(勝手に手伝ってくれるのだが)。

前夜、いりこの頭とワタを取り除き、軽くあぶって出し昆布と共に水に浸しておく。翌朝、火にかけて沸騰寸前に出し昆布をとり、ひと煮させていりこを取り除く。ここから一心の登場である。だしの味見をしてもらい、「旨い」と言ってもらえたら合格だ。

続いて一心の感覚で豆腐の乱切りと松山あげを鍋に投入する。再び弱火にかけ沸騰直前に火を止める。炊き立てのごはんと味噌汁の出来上がり。この不揃いに乱切りされた豆腐の味噌汁には大人に出せない味がある。

そして真っ白いご飯を「ふりふりごはんボール」というグッズに詰め込み3個の小さなおにぎりボールを作るのも一心の大切な仕事である。そして大好きなふりかけをかけ、小さな口でパクリ、パクリ。一緒に作った味噌汁を美味しそうにすすり、ばあばの車で保育園に出かけてゆく。

この毎朝の共同作業が今は出来なくなった。一心は家族と共に引っ越してしまったのだ。
今では味噌汁の味見は自分で行い、豆腐も几帳面な顔で味噌汁の中に浮いている。あの味のある不揃いの豆腐の入った味噌汁は消えてしまった。

でも、毎朝、ドッドッドッという走る音と共に「ばあば!じいじ!」と扉をたたく。引っ越し先が我が家からほんの50m離れた場所だから。そして、今朝もばあばの車に乗り込んで今日も保育園まで。

 

 

H.Nさん

プロフィール画像会社員。
孫を育てるという感覚より一緒に遊んでもらっているという感覚で接しています。孫を観察するととっても勉強になる。