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#12 子どもと一緒に「遊ぶ」で育つ

公開開始日:2012年10月26日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

特定非営利活動法人 岡山市子どもセンターおかやまプレーパーク 松田 秀太郎 (プレーリーダー)

手づくりの遊び場「プレーパーク」でのおはなし

「あーん、もうできない!」とくやしそうな声が聞こえてきました。
まだ幼稚園には行っていないくらいの歳のおとこの子でしょうか。
両手を挙げて、そばで見守っていたお母さんにだっこを求めるポーズをしています。

自分の背たけの倍近い高さの大きなすべり台に登ろうと挑戦中でした。
登るための階段はついていないので、木の骨組みをつたって全身を使って登るしかありません。
お母さんは、優しく言いました。子どもがすべり台に上がったイラスト
「自分の力で登らないとね。どうする?」

彼はだまってすべり台と向き合いました。
それから手でつかむところや、足を置く場所を探して、小さな身体を懸命に伸ばしながら大きなすべり台にあがりました。

「やったぁ!」
彼もお母さんも大きく両手をあげていました。
自分だけの力であがりきった彼の挑戦にも、時間をかけて見守り続けたお母さんの姿勢にも、「すごい!」と感動して思わず拍手を送っていました。

子どもは、「遊ぶ」で育つ。
当たり前のことかもしれないけど、彼は教えてくれました。
 

「遊ぶ」で親も一緒に育つ

「いいですね、この遊び場。」と話してくれたのは、子どもと遊びに来ていたお父さんでした。

「子どもが、ここでした流しそうめんが楽しかったらしくて・・・。
家でもしてみようと、近くから竹を切りだして来たんですよ。
それで、保育園のお友達も誘ったら『まわるやつ買ったんですか?』と聞かれて、『いえ、機械ではなく本物です!』って答えました。
子どもも大人もみんな、大喜びでしたよ!」と笑顔で話してくれました。

夕方の遊び場にもドラマがいっぱいです。
楽しそうに話がはずんでいた3人のお母さんたち。
どうやら連絡先を交換している様子でした。
聞くと、「今日初めてここで出会ったんですよ」と教えてくれました。
子どもたちが一緒に遊んでいるうちに、自分たちもいつのまにか仲良くなっていたそうです。

こうした出来事は、このプレーパークではめずらしいことではありません。
子どもは仲間づくりの天才です。
まず、じっと見て、真似てみて、気がついたらみんなで一緒に遊んでいます。
きっと、このお父さんもお母さんたちもわが子に刺激を受けたのでしょうね。

子どもと一緒に親も「遊ぶ」で育つんですね。

 

 

 

松田 秀太郎(まつだ ひでたろう)


松田 秀太郎さんの写真兵庫県出身。
六甲山のふもとで遊んで育つ。海での素潜りが大好き。

子どもの目線に近い立場で遊び場づくりに関わる「プレーリーダー」を仕事としていて、東京の世田谷と新宿のプレーパーク(冒険遊び場)で働いていました。
2012年4月より、子どもたちが豊かな体験や感動する場づくりを通じて子育てを支援するNPO法人の岡山市子どもセンターの職員となり、「おかやまプレーパーク」のプレーリーダーをしています。

子どもの遊ぶ環境を豊かにすることは、地域の未来をつくることだと考えています。
ひと月前に息子が生まれました。
自分自身も子育てしながら、岡山で遊んで育って行きたいと思っています。

法政大学大学院修了(政策学修士)。防災士。

【遊び場情報】
岡山市内にめずらしい手づくりの遊び場があることを知っていますか?
子どもが主役の冒険遊び場「おかやまプレーパーク」という、子どもだけでなく大人もわくわく・ドキドキできる「本物体験」がつまった遊び場です!
おかやまプレーパーク」は、民間のNPO法人岡山市子どもセンター岡山市からこどもの森(国際児童年記念公園)の一角を借りて、遊び場づくりに取り組んでいます。
公園の入口を入ってすぐの広場で、週5日(水曜~日曜)開催されています。

 

 

 

 

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