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ママの体のこと~妊娠・出産後の体の変化~

公開開始日:2017年12月11日

妊娠中のママや、これから妊娠・出産を望むプレママは、これから自分の体がどのように変わっていくのか気になりますよね。
赤ちゃんの発育・成長だけでなく、ママの体も子どもを守り育てるために、さまざまに変化します。
あらかじめ、今後どのように体や体調が変化していくのか知り、想定しておくことで、安心して妊娠生活・出産に臨めるよう、ここでは妊娠初期から出産後までのママの体の変化をご紹介します。
体や体調の変化は個人により差がありますので、ひとつの参考にしてご覧ください。

妊娠したかも?-妊娠初期の兆候-

  • 赤ちゃんを想像するパパ・ママ生理が予定よりも遅れている
  • 胃がムカムカする、味覚の嗜好が変わる
  • 乳首が敏感になる
  • おりものが多くなる
  • 基礎体温の高温期が2週間以上つづく(微熱・熱っぽくなる)
  • めまい、立ちくらみがする
    など、普段とは少し違った体調の変化を感じる方が多いです。

妊娠の可能性がある場合、病院を受診しましょう

妊娠の可能性がある場合、産科・婦人科などを受診しましょう。
受診の際は、下記の情報などがあるとお医者さんが状況を把握しやすいですよ。
最後に来た生理の日、基礎体温表(つけていれば)、出産・流産・人工妊娠中絶などの経験、つわりなどの現在の状況、高血圧や糖尿病などの既往症、(妊娠検査薬を使用した場合は)陽性がわかった日など。
その他、気になることや聞いておきたいことなどがあればメモを残しておき、受診時に確認しましょう。

妊娠を望む方は、基礎体温をつけてみましょう

基礎体温基礎体温とは、寝起き直後の体が最も安静な状態なときの体温のことです。少し体を起こすだけでも体温は上昇してしまうので、目が覚めたタイミングで、体を動かさず寝たままの状態で測りましょう。
1回の生理周期の中で、月経から排卵前までは基礎体温が低い「低温期」、排卵後から次回月経の直前までは「高温期」というように、体温に変化があります。妊娠をしていた場合、高温期の状態が続くため、妊娠を知るひとつの目安にもなります。

Point最近はスマートフォンなどでも基礎体温を記録するアプリがありますので、上手に活用してみましょう。

 

妊娠中の体の移り変わり

妊娠初期 妊娠中期 妊娠後期
0~11週 12~15週 16~19週 20~23週 24~27週 28~31週 32~35週 36~39週
1~3か月 4か月 5か月 6か月 7か月 8か月 9か月 10か月
赤ちゃんの大きさ 0~11週
身長9cm
体重54g
12~15週
身長18cm
体重120g
16~19週
身長25cm
体重300g
20~23週
身長30cm
体重650g
24~27週
身長35cm
体重1kg
28~31週
身長40cm
体重1.5kg
32~35週
身長45cm
体重2.5kg
36~39週
身長50cm
体重3.2kg
赤ちゃんの発育 ・内蔵はほぼ完成
・手足がのびてくる
・目、口、耳ができる
・超音波検査では動いているのがわかる
・胎盤が完成
・手指ができる
・人らしい外観になる
・うぶ毛がはえる
・髪、爪がはえる
・運動が活発になる
・顔かたちがはっきりする
・骨格がしっかりしてくる
・3分の1はまだ逆子の状態
・髪が濃くなる
・早産の場合、
条件や環境により子宮外生活ができる可能性がある
・皮膚は赤く、しわが多い
・早産の場合でも子宮外生活がなんとかできる
・皮下脂肪がつき、丸みをおびてくる
・精巣が陰のう内に下降してくる
・外形上の発育はほとんど完了
・子宮外生活が十分に可能
母体の変化 ・月経がとまる
・基礎体温は高温期が続く
・つわりがはじまる
・乳房が張る
・おりものが増える
・つわりはおさまってくる ・早い人は胎動を感じる
・体重が増え始める
・ほとんどの人が胎動を感じる
・陰部、乳首のまわりが黒ずんでくる
・ときどきおなかの張りを感じる(子宮の収縮感) ・むくみ、痔、静脈瘤などの症状が出ることがある ・胃、心臓が圧迫され胃がつかえた感じがする
・おりものが増える
お産が近づくと、
・胃や胸の圧迫が薄らぐ
・もものつけ根などがつっぱる感じがする
・尿の回数が増える
起こりやすい異常 流産 早産  
・出血、腹痛があったときは受診を!
・強い、頻繁な子宮収縮があるときは横になり安静に!   
・妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
・貧血
・むくみが増大、体重の急激な増加、多めの出血、腹痛、破水、規則的な子宮収縮などがある場合は、すぐに受診を!
 
健診 4週に1回    2週に1回 1週に1回 
その他 ・受診
・妊娠届、親子手帳をもらう 
・出産準備
・赤ちゃん用品の準備
     ~働いている方は産前休暇~
(予定日の6週間前)
※多胎妊娠では14週間前

妊娠中のあれこれQ&A

Question妊娠中、少しだけならお酒って飲んでも大丈夫?
Answer妊娠中にお酒を飲むと、胎盤を通じて赤ちゃんもアルコールを飲まされた状態になります。また、早産や分娩異常も起きやすくなります。大切な赤ちゃんのために、しばらくお酒はお休みにしましょう。授乳中もお酒はやめてくださいね。妊娠を希望している方も、お酒は控えた方がいいですよ。

Question妊娠中にどうしてタバコを吸ってはいけないの?
Answer妊娠中にタバコを吸っていると赤ちゃんの発育を妨げて、低体重の原因になります。また、流産や早産の発生率も高くなります。お父さんもぜひ、やめてくださいね。

Question仕事や家事は続けても大丈夫?
Answerお医者さんから特別に指導がなければ体調に合わせて仕事や家事は行いましょう。慣れている家事は、そのまま続ける方が適度な運動になってよいですよ。でも、体が自由に動くときと同じように思っていてはいけません。十分に注意してください。重いものを持ったり、高いところに上がるような作業ははなるべく避けて、家族や周りの助けをかりましょう。
つわりなどがひどく、お医者さんが休業の必要があると判断した場合は、「母性健康管理指導事項連絡カード」を職場に提出し、安静にしましょう。

Question自転車や車の運転をしても大丈夫?
Answer自転車の運転は、体のバランスが取りづらいため、長時間の運転や妊娠中後期には控えた方がよいでしょう。もし、乗る場合は、しっかりと両足のつく自転車にするなど注意して乗ってくださいね。

車の運転もできそうであれば構いませんが、自分の体がいつもとは違うことを自覚して、自転車同様に、運転のときには十分注意しましょう。よく「妊娠中はシートベルトを着用しない方がいい」という人がいますが、実際は、妊娠中でもシートベルトの着用により事故時の被害からお母さんと赤ちゃんを守ることができます。

事故のときに赤ちゃんへの影響を少なくするために、腰ベルトのみではなく、腰ベルトと肩ベルトを一緒に着用し、腹部をベルトが横切らないようにしましょう。
※妊娠の状態は個人により違うので、体調によってシートベルトの着用が難しいときは、着用が適当かどうか、お医者さんに確認するようにしましょう。

Question体重が急激に増えてしまいました。大丈夫でしょうか?
Answer体重増加は2週間で1kgを超えないように、また後期は1週間で250gから400gを超えないように気をつけましょう。妊娠していない時より12kgから13kg以上増加したら、カロリーオーバーです。また、最近では、体重の増加が足りなくて問題になる場合も多く見られます。あまり、体重増加を気にしすぎて、栄養不足になると赤ちゃんにもよくないので増加の目安を参考にして過ごしましょう。

 

出産後の体のこと

出産おめでとうございます。よくがんばった自分をほめて、ゆっくり体をいたわりましょう。
出産後、約1か月半程度で体(子宮)は元の状態に戻っていきます。子育てスタートと同時並行ではありますが、家族や周りの人のサポートもしっかり借りながら、自分自分の体のことも大切にしてくださいね。

  悪露
(目安)
子宮の回復 出産後の生活
1週間目 赤色 出産後3日間くらいは、
腹部に陣痛のような痛みを感じる場合がある(後陣痛)
掃除をするパパ
【病院】
・分娩後8時間程度で歩行できるようになる
・赤ちゃんの授乳やおむつ替え、沐浴などの開始
(それ以外の時間はのんびり安静に)
・乳房マッサージ
・お医者さんの許可があれば、シャワーや洗顔もOK
・退院後の生活指導
2週間目 褐色 出産後10日目ぐらいには、お腹の上からさわったときに
子宮を感じなくなる
・布団やベッドの上などで、心身ともに安静にする
(テレビや小さい字の書物などは控える)
・赤ちゃんのお世話と自分の身の回りのことを中心とした生活に
・体力回復と母乳の出をよくするために3食バランスのとれた食事を
3週間目 黄色 まわりのサポート 家事分担・徐々に起きた生活に移し、疲れたら横になって休む
(食事の支度や部屋の整理など無理のない範囲で少しずつ)
・床上げ
4週間目 白色 膣や会陰は元に戻る ・1か月健診を受診(ママと赤ちゃん)
・お医者さんの許可があれば、入浴もOK
5週間目 ほとんど
なくなる
子宮の大きさは妊娠前のサイズに戻る  
6週間目   ・概ね普通の生活に戻る

出産後は、おなかや骨盤の筋肉が弱った状態になっていますので、産褥体操などを取り入れながら少しずつ回復のためのトレーニングを始めましょう。
また、体の不調が続いたり、胸の痛み、母乳の出などで心配があれば、お医者さんに相談しましょう。

妊娠・出産後のサポート(窓口・機関)

産後に子育ての不安や悩み、赤ちゃんとの関わり方などで、うつ状態になってしまうママも少なくありません。
ささいなことでも人に話をきいてもらったり、行政サービスなども上手に活用して、楽しく子育てしましょう!

矢印おかやま産前産後相談ステーション

矢印産後ケア入院(岡山市立市民病院)

矢印助産師コール(岡山県助産師会)

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