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#103 子育ての悩み解決屋『子どもの持つ表の顔と裏の顔』【連載7】

公開開始日:2016年10月14日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

人とまちが育つネットワークみらいのたね 小西稔子

子どもの言動が不安…そんな時のアドバイス

みなさん、こんにちは。
「人とまちが育つネットワークみらいのたね」の小西稔子です。
この子育て応援リレーコラム「きかせてぽっけ」で、みなさんの子育ての悩みに寄り添い、悩み解決に向けたアドバイスをしています。
連載7回目の今回は、こんなご質問です。
 
『子どもに「表の顔」と「裏の顔」があり、不安になっています。
私たち親を含めた大人の前では、優しく下の子のお世話をするしっかり者のお姉ちゃんなのですが、私たちが見ていない(本人はそう思っている)ところでは、下の子の手をつねったり、乱暴な言い方をしたりします。
兄弟ケンカをするのはしょうがないと思うので、すれば良いと思っているのですが、影で大人に気づかれないようにいじわるをすることがとても不安です。
兄弟だけでなく、保育園のお友達にも同じようなことをしていないか心配です。
子育ての中で、私たちは気づかない間にプレッシャーや「いい子」を押し付けてしまい、「大人のためのいい子」を演じさせてしまっているのでしょうか?』
 
ご相談の内容、「人間とはどういう生き物か」という問いにも通じるような根源的なものですね。
まずはそこまできちんとお子さんのことを観察され、それについて真摯に向き合っておられる姿がすばらしいと思います。
このような簡単に答えのでない問いについては、考え続けていくことこそが大切なのでないか、と思います。
 
イラストまず、お子さんが「表の顔」と「裏の顔」を使い分けられるようになった、というのはある意味成長の一環です。
感情のままに行動するのではなく、周りの状況を考えたり、自分にとってどういうことが起こりうるのかという予測ができるようになったりしているからです。
下のお子さんが怪我をしたりしない限り、もう少し見守ってみましょう。
 
また、お友達にもそういうことを…というご心配ですが、これも怪我のない限り、大切なコミュニケーションの練習です。
ちょっとしたケンカは、体験しながら学んでいくことも多いはず。
ただ、保育園の先生には「もし、気になることがあったら教えてほしい」ということを伝えて、そういうことが起こってからその都度対応を考えていくといいのでは、と思います。
お母さんが不安に思っていること自体があまり精神衛生上よくないですからね。
 
『大人のためのいい子』についてですが、たしかに大人にとって都合のいいことについてばかり褒めていると、“いつも大人の顔色をうかがう”ということになりかねません。
「いいお姉ちゃんだね」という言葉かけではなく、「お母さん、すごく助かったよ。ありがとう」という感謝の言葉を伝えることは、お子さんにとってもうれしいものだと思います。
また、「あなたがとても大切にしているものだったのに、我慢したんだね」など、お子さん自身の気持ちにフォーカスし、下の子だけでなく、“あなたのことをちゃんと見ているよ”、ということも伝えられるといいですね。
お子さんがちゃんとできなかったときも、「今日はちょっと疲れているのかな」などとできない部分も認め、ときどきは甘えさせてあげられるといいと思います。
 
下の子の手をつねったり、乱暴な言い方をしたりということを、「いけないこと、どうしよう…」と不安材料にするのではなく、何かのサインとして受け止め、そのときにできる範囲で、楽しいことをしたり、おいしいものを食べたり、一緒に過ごせる時間を増やすきっかけにしてください。
そのことを通して「あなたがいてくれることがうれしい」という気持ちを伝えることができればいいですね。
 
 

小西稔子(こにしとしこ)

小西さん

人とまちが育つネットワークみらいのたね 代表

第1日曜日と第2月曜日の午前10 時から、無料講座「STEPいきいき親子への体験ワークショップ」を開いていますので、こちらもよろしかったらどうぞ!

●子育てに関する相談はメールにて受け付け、このコラム内でご回答していきたいと思います。
※必ずしもご回答できない場合もございます。ご了承ください。
【メール】koni@hi-ho.ne.jp

 

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