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#95 子育ての悩み解決屋『いたずらをするときは目的がある』【連載6】

公開開始日:2016年04月12日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

人とまちが育つネットワークみらいのたね 小西稔子

子どもがいたずらをやめてくれない…そんな時のアドバイス

みなさん、こんにちは。
「人とまちが育つネットワークみらいのたね」の小西稔子です。
この子育て応援リレーコラム「きかせてぽっけ」で、みなさんの子育ての悩みに寄り添い、悩み解決に向けたアドバイスをしています。
連載6回目の今回は、こんなご質問です。
 
『子どもが何度言ってもいたずらをやめません。
食事中に苦手な食べ物を机の下にこっそり捨てたり、物陰から急に飛び出して驚かせたり、下の子の髪をひっぱったり・・・
初めは優しく「やめてね」と言っていたのですが、何度もされるとつい叱りつけてしまいます。その時はきちんと「ごめんなさい」と言うのですが、日にちが経つとまた繰り返しです。
なぜ、やめられないのでしょうか?どういう言い方をすればわかってくれるでしょうか?』
 
日々お子さんのためにがんばっておられますね。
さて、今回は「いたずら」です。お子さんの自我がしっかり発達してくると、小さいといえど親御さんとは違うもう一人の人間。違う人間同士、意見のぶつかりが起きてくるのは当然です。
ご相談の内容では(1)「食べ物を捨てる」、(2)「驚かせる」、(3)「髪をひっぱる」と3つの事例が挙げられていますが、これらはひとくくりにすることはできません。
なぜなら、それはそのいたずらをする「目的」がそれぞれ違うからです。お子さんがいたずらをするには大切な意味があるんです。
 
まずは(1)の“食べ物を捨てる”目的はなんでしょう。
そうです。苦手な食べ物を食べない方法として編み出されたのです。 頭いい!!
この場合、捨てたことを叱るのではなく、苦手な食べものを少しでもおいしく、楽しく食べる工夫をするといいですね。
「食」は命に直結する営み。苦手を克服するよりも食卓が笑顔であることのほうが大切です。食事を自分で取り分けたりするのもいいと思います。そのときには「赤と青と茶色のおかずを必ず入れる」とかルールを決めて、栄養のこともちょっと教えられるといいですね。
でも、あくまでおいしく、楽しく。
 
(2)の“驚かせる”目的はなんでしょう。イラスト
これは、「関心をひく」(「STEP勇気づけセミナー第1章の子どもの好ましくない言動を理解する」より引用)という目的が潜んでいます。
大好きな親御さんの注目を浴びたい、自分の存在価値を示したい、というもの。
ちょっと驚いてあげて、あとは知らんふりしている方がいいです。
それよりも、そういう関心をひくようないたずらをするときは「もっと僕を見て!」というサインとして受け止めて、ちょっとした注目を心がけてください。名前を読んだり、話しかけたり、スキンシップをしたり…。
いたずらをしたときはすぐに反応するけれど、意外と上手にできていること、うまくいっていることには注目していないことが多いんですよね。
プラスの注目を増やすことを心掛けていると、次第にいたずらをして注目を浴びる必要がなくなってきます。そして、されて困るいたずらにはあまり必死になって注目しないことが大切ですよ。
 
(3)の“下のお子さんに対するいたずら”はどうでしょう。
これは兄弟2人の問題です。つい下のお子さんをかばいたくなると思いますが、上のお子さんにも何か理由があるはず。大きなけがになりそうなとき以外は見守っていましょう。
そして良い、悪いの判断を親がするのではなく、髪をひっぱりたいほどの思いを受けて止めてあげて「他にいい方法はないかな」などと一緒に考えてあげてください。
 
そして、一度でうまくいかないのはあたりまえです。
そんなやりとりを根気よく繰り返していくなかで、問題解決や感情のコントロール、人への思いやりなどを学んでいくはずですよ。
 
 

小西稔子(こにしとしこ)

小西さん

人とまちが育つネットワークみらいのたね 代表

第1日曜日と第2月曜日の午前10 時から、無料講座「STEPいきいき親子への体験ワークショップ」を開いていますので、こちらもよろしかったらどうぞ!

●子育てに関する相談はメールにて受け付け、このコラム内でご回答していきたいと思います。
※必ずしもご回答できない場合もございます。ご了承ください。
【メール】koni@hi-ho.ne.jp

 

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