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#91 子どもは社会の宝、未来への希望

公開開始日:2016年02月09日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

一般社団法人ぐるーん代表理事 河本美津子

ぐるーん、って何?

こんにちは!ぐるーんってご存知ですか?
私たち「ぐるーん」は、乳児院や児童養護施設で生活している子ども達を抱っこするボランティアグループです。
全国に1,000人岡山県には250人のサポーターと呼ばれる仲間たちがいます。
 
では、乳児院や児童養護施設ってどんなところでしょう?
ドラマでも話題になりましたが、さまざまな事情で親と暮らせない子どもたちが生活している施設です。
私たちは定期的に施設を訪れて、子どもたちを抱っこしたりお世話をしたり一緒に遊んだり、お金や物資ではなく愛と温もりを届ける活動をしています。 

どうして、抱っこ?

イラスト赤ちゃんは1年近く母親の胎内で育ちます。母親に密着して抱っこされている状態で。
それが生まれた途端引き離されるのですから、不安になるのは当然ですよね。
その不安を安心に変えるのが抱っこなんです。
抱っこを求めるのは人間としての根源的な欲求だと言えます。
 
でもそれが与えられないとどうでしょう?
例えば、ネグレクトや虐待を受けた子にとっては、大人は信頼できない存在になってしまいます。
失った信頼を取り戻すには、その子のそばに行き、抱っこして、名前を呼んで、声をかけて、一緒に遊ぶ…そういう一つひとつのことを地道に続けていくしかないと思っています。
「愛されている」ことを伝えるために。

いっぱい抱っこしてあげて!

近年、発達障害という言葉がよく聞かれますが、発達の背景には愛着の問題が関係しているとも言われています。
子どもはたいてい夕方の忙しい時や用事がある時に限って、“お母さん”を呼びますよね。
そんな時こそ応えてあげてください。
ちゃんと見守ってくれて、十分なスキンシップを与えてくれて、必要な時に助けてくれると、その人と愛着を結び、その関係は揺るぎないものになり、自分もそんな大人へと成長していくそうです。
大人の都合ではなく、子どもが望む時に抱っこしてあげてください。
子どもを抱っこしている時、実は自分自身も子どもに抱っこされているのです。
 
子どもは家族にとって宝ですが、社会にとっても宝であり、未来への希望です。
そして、子育てが大変な時はSOSが発信できるといいですね。
まわりにいる私たちもそれを受け止め、こころよく手助けができる社会になりますように。
 
 

河本 美津子(こうもとみつこ)

河本さん

一般社団法人ぐるーん代表理事

【参考文献】
「愛着障害」岡田尊司(光文社新書)
「おっぱいとだっこ」竹中恭子(春秋社)
「ママとパパに聞かせたい27の話」鈴木光司(海拓社)

 

ぽけっと 「一般社団法人ぐるーん」の活動はおかやま団体検索サイトでもご確認いただけます。
ティア おかやまNPO・ボランティアサイト「つながる協働ひろば」でもご紹介しています。

 

 

 

 

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