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#66 乳幼児の歯みがきと虫歯について

公開開始日:2015年01月27日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

たんじフレンド歯科 院長 丹治隆浩

私には子どもがいないため子育ての経験はありませんが、来院される子ども達の親御さんや友人の子育ての話から、多くの方が子ども達のお口のケアには大変苦労されていることをお聞きします。
日々の診療の中で皆さんが知りたがっていると感じているいくつかの話をします。

歯磨きスタートのコツ

まず歯みがきの開始年齢です。
乳児では乳首以外を排除しようとする舌突出(ぜつとっしゅつ)反射があり、これは6か月頃になくなります。
この反射がなくなると身のまわりの物を口に入れたりしゃぶったりし始めます。
 
この頃が歯みがき受け入れ準備期です。
まずは口のまわりや中を触ってあげてください。
そして歯が生えたらいよいよ歯みがきですが、始めはガーゼや綿棒でこすり取るくらいで大丈夫です。イラスト
 
上下の前歯が生えそろったくらいから歯ブラシの使用です。
3才くらいまではお母さんが座り、子どもの頭をお母さんの腹部につくようにして寝かせみがきをしてください。
 
子どもに歯みがきを習慣づけるためには家族の力が大きく、子どもの前で楽しそうに歯みがきをしている姿は子どもにしっかりと伝わります。
あまりに歯みがきを嫌がるようであれば無理をしないで、「この次は頑張ろうね」という言葉がけをしてください。
 
 

虫歯から子どもの歯を守ろう

虫歯は0~2才は上の前歯、2才後半~3才は奥歯の溝、4~5才は奥歯の歯と歯の間に虫歯ができやすいので、それを注意して歯みがきをしてください。
虫歯予防には歯みがきだけでは十分ではありません。
 
フッ化物の応用も必要です。
フッ化物は有効な虫歯の予防ツールです。フッ化物洗口、歯面塗布用のジェルなどがあります。
 
2012年に実施された調査によると、施設(保育園、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校等)での集団応用フッ化物洗口の実施は岡山県は2.0%で、最も高い佐賀県は77.4%と大きな開きがあります。
虫歯予防に関してはまだまだ改善の余地がありそうですね。
 
 
子どもの歯を守る活動に取り組みながら、未来の宝である子ども達の幸せをいつも願っています。
 

 

丹治隆浩(たんじたかひろ)

たんじマン

歯科医師
医療法人笑生会理事長
(県立岡山一宮高校、北海道医療大学歯学部卒)

診療の傍ら子どもの虫歯をゼロにするためにハミガキ戦士たんじマンとして活動。
幼稚園、保育園、施設等で行うたんじマンショーでは歯みがきの重要性を伝えるため「磨け!!たんじマン!!」を歌い戦う。
様々なイベントに参加しており、フェイスブック、youtube等で活動を伝えている。

 

 

 

 

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