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#65 未知の地でも子育ては楽し

公開開始日:2015年01月13日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

岡山市北区 櫻井文美

突然の海外生活

それは約3年前の真っ昼間、主人からの突然の電話で決まりました。
イラスト
「海外赴任することになった。」
「本当?どこに?」
「ボツワナ…」
「へー、ボツワナ!! …ってそれ、どこ?」
 
地理の授業で一度くらい聞いたかなという程度の知識しか無い、全く知らないに等しいアフリカの国。
何をどう準備したらよいかもよくわからないまま、不安を抱えながら当時4歳の娘と1歳の息子を連れて、初めての海外子育てライフが始まりました。 
 
ボツワナはアフリカ諸国の中では比較的治安がよい方で、社会も経済も小さいながらも安定しており、赴任前に想像していたよりは住みやすい所でした。
首都ハボロネでは日本とは比較にならないけれど、選り好みをしなければ生活用品や育児用品も最低限手に入ることがわかり、あとは自分の工夫次第でここで楽しく子育てをやっていけると確信し、安堵したのを覚えています。
 
そしてこの時から私の思い描く、海外での子育てのビジョンは明確になりました。
大人の思う以上に多感でたくさんのことを吸収できる幼児期に、環境も文化も大きく違う所で生活するという運命を、子ども達にとって貴重な体験ができるありがたい機会と考えれば、むしろ絶好の学び場にもなり得るのです。
子ども達にとっても私自身にとっても。
 
サファリ1 サファリ2
 

海外での子どもとの毎日

子ども達は平日の午前はインターナショナル幼稚園へ通い、ボツワナ人やその他の多種多様な国籍や人種や文化背景のあるお友達と遊んだり学んだりしてきます。
最初は英語も全くわからず日本人以外の人を見ると硬直してしまう状態だった子ども達でしたが、幼児ならではの驚異の吸収力と適応力で短期間のうちに、ある程度の英語と誰とでもすぐに仲良くなれるコミュニケーション術を身につけてきました。
 
幼稚園から帰ると午後はたっぷり私の試行錯誤の時間、子ども達とじっくり向き合う時間でした。
この国では日本のように児童館や安全な公園など、のびのび遊ばせてやれる場所が少ないので、家やお庭でもできることで年齢に合わせ五感を使える遊びを常に考えていました。
私自身が遊びの先生にでもなったつもりで、今日はこれしよう明日はあれしようと計画して、日々いろんなこと思いつきでやりました。
 
例えば、
●ガーデニングのお手伝いをしているうちに想像力が膨らみフェアリーガーデンができました!
●触感が楽しいクラウドドウ(小麦粉とオイルを8:1で混ぜたもの)で造形遊びをすると、年齢に関係なく夢中で遊び続けてくれます!
●クッキーにアイシングでお絵かきさせ、アートとクッキングを同時にエンジョイ!
●手に入らない遊び道具は作ってしまおうと、缶ポックリ、凧、フリスビーなど…意外と作れちゃいます! などなど
 

場所より物より、子どもとの時間

このように子育てに夢中になってあれこれやってみている私ですが、我が子達が育っていく上での様々な経験が将来どう影響していくのか、未知数であり楽しみでもあります。
 
ボツワナのような日本と比べると物も施設も機会も選択肢も少ない国で2年半子育てをしてみて私が感じたことは、結局はどんな所でも、物が揃っていなくても、子どものことをしっかり見ていくことと、ちょっとした工夫をすることでそれぞれの身を置く環境の中でのベストな子育てはできるということです。
 
 
子どもは本当に素晴らしい能力と可能性と発展性を持っています。
それを近くで見て一緒に成長していける子育てというものはどんなに嬉しく、そして楽しいものかこれからも語りきれそうにありません。
 

 

櫻井文美(さくらいあやみ)

櫻井さん

岡山市北区在住(赴任を終えて現在はボツワナから帰国)

6歳の女の子、4歳の男の子、1歳の男の子のママ(お腹には第4子が!)

 

 

 

 

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