#62 形より気持ちを込めたお祝いを
公開開始日:2014年11月25日
このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
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岡山市北区 H.M
お食い初めのお祝い
みなさんは子どもの成長をお祝いするとき、
おじいちゃん・おばあちゃんも含め、親族みんなでお祝いされている方が多いのでしょうか?
私自身、小さいころの写真を見ると、それぞれの両親・親族に囲まれ、食卓には御膳が並び・・・といったいかにも”お祝い”をしてもらっている写真ばかりでした。
自分の両親にありがたいと思いつつ、私にできるだろうか・・・と同時に不安な想いもありました。
一大発起し、娘の百日のお祝いには、双方の家族を招いて盛大にお祝いをしようと計画しました。
しかし、わたしも主人も、それぞれの実家と遠く離れて暮らしているので、なかなか日程が合わず、結局みんなでお祝いすることは叶いませんでした。
愛を込めた手作りで!
それでも、娘の成長の節目、私たちだけでもきちんとお祝いしてあげたいと、私にでもできる形で思い出を作ろうと思いました。
しかし、どのようなものを作ればいいのかもわからなかったので、お料理サイトを参考にしてお膳を整えました。
鯛はさすがにお店でお願いしましたが、お赤飯・お吸い物・煮しめ・紅白なますは手作りでがんばりました。
そして、川原できれいな石を探してきて、しっかり洗って器に並べました。
私と主人と3人だけでのお祝いでしたが、娘がこの先も食べることに困らないように、そして健やかに成長し、長生きできるようにとの祈りを込めながら、お祝い儀式を終えました。
私がしてもらったようなお祝いには、全然足りないと思いますが、私たち夫婦の気持ちが詰まったあったかいお祝いができたと思います。
最近は、昔に比べてお祝い儀式を盛大にされる方も多くないかもしれません。
実際に、私もそうでした。
お仕事をされていたり、両親と離れて暮らしていたり、普段の育児に精いっぱいできちんと行事を行いたいと思っていながらも、それを実行するのが困難な状態である方もたくさんいらっしゃると思います。
そんなときは、今自分のできる範囲で、最大限の心を込めて、子どもに想いを伝えてあげられたら十分なのかなと思っています。