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#61 子どものみみ・はなの病気

公開開始日:2014年11月18日

 

きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

岡山市保健所健康づくり課 耳鼻科医 伊賀奈穂子

風邪から中耳炎に

中耳炎のほとんどは風邪をひいた後に鼻の奥にある耳管(じかん)とよばれる管を通じて、細菌やウイルスが耳の奥へ入り炎症を起こすことによります。
 
中耳炎は特に3歳以下の子どもに多いのですが、理由としては子どもの耳管は大人に比べて太く短く、さらに角度が水平に近いので細菌やウイルスが中耳に侵入しやすいためです。
 
中耳炎になるとズキズキする耳の痛み、発熱、耳だれなどがおこります。
乳児では痛みを訴えられないために、機嫌が悪くぐずったり、しきりに耳に手をもっていくなどのしぐさがみられることがあります。
   
きちんと治療をすれば、ほとんどの場合は完全に治ります。
しかし、途中で治療をやめてしまうと、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)などに移行してしまうことがありますので、きちんと最後まで治療をうけることが重要です。
 
なかなか治らないのではなく、治るのに何か月もかかるのが中耳炎です。
根気よくがんばって、この冬を乗り切ってください!
 

鼻出血は落ち着いて対応を

鼻出血はおもに左右の鼻を分けている鼻中隔(びちゅうかく)の粘膜から出ます。イラスト
特に鼻の入り口から約1cm入った所は、血管が網の目状になっており出血しやすい場所になっています。  
 
子どもの場合、大人よりも粘膜や血管がもろく破れやすく、また鼻の中をよく触るので繰り返し出血することになります。
夜間に出血することも多いので不安になりがちですが、ほとんどは心配のないものですので落ちついて対応することが大切です。
 
出血時の対応としては鼻の入り口から1cmから2cm奥まで丸めた脱脂綿やティッシュを詰め、小鼻を外側から指で少し強めに押さえて約10分間待ちます。
血が多少にじんできても、脱脂綿やティッシュを途中で交換しないようにしましょう。
座った姿勢で顔はやや下向きにします。顔を上向きにすると血がのどに流れ込み、飲みこんで気持ちが悪くなり吐いてしまうことがあります。
 
このような処置をしても血が止まらない場合は、鼻の奥からの出血が考えられますので、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診するようにしてください。
 
 
初めての症状やケガには焦ってしまいがちですが、適切な処置ができるようお母さん・お父さんがしっかりと落ち着いて対処することを心がけてくださいね。

 

 

伊賀 奈穂子(いがなほこ)

 

岡山市保健所健康づくり課所属 耳鼻科医  

 

 

 

 

 

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