子どもたちに防災の芽を育てたい!「全労済~子ども 防災プログラム~」
公開開始日:2014年09月24日
自然の脅威を目前にしたとき、どうやって自分の命を守ればいいの?
大人でもあせってしまいそうな状況ですが、まだ自然のおそろしさを知らない子どもたちにも、しっかり防災の意識を持ってもらい、自分を守る行動に移せるように、日頃から災害にそなえておくことがとても重要です。
全労済岡山県本部の子育て支援活動~防災教育で自分を守る!~
全労済岡山県本部は2011年3月に東北をおそった東日本大震災の体験を経て、同年12月よりボランティア団体と協働した組織「子ども防災ネットワークおかやま」を立ち上げ、子どもに向けた防災教育をスタートしました。
幼児期の子どもを対象に、
・「日常にひそむ危険を知り、安全を理解すること」
・「状況を判断し、行動すること」
・「命の大切さを感じ、自分の命は自分で守ること」
これらをわかりやすく、楽しみながら体験できるようにプログラムで伝えています。
どんな活動をしているのかな?
操明幼稚園で行われた『子ども防災プログラム』におじゃましました!
防災プログラムの内容を子どもたちに楽しく教えてくれたのは、NPO法人岡山市子どもセンターのみなさんです! 手あそびを楽しみながら、地震がきた時の身の守り方を教えてもらったよ! 頭のうしろを手で守りながら、ダンゴムシさんみたいにまあるく小さくなろう!! ♪「落ーちた!落ちた!なーにが落ちた?」 『地震!!』と叫ぶと、 みんなすごい速さで、このポーズがじょうずにできるようになりました! この日のために、先生や保護者のみなさんは、たまごのカラをいっぱい集めました!! 災害の時、足元にはどんな危険が考えられるかな? たまごのカラならチクチクするくらいですむけど、これがガラスだったら? 「じゃあ普段から靴をきれいにそろえておくと、にげるときにすぐ靴がはけるんだね!」と、普段の行動を見直すきっかけにもなりましたよ。
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NPO法人岡山市子どもセンターは全労済とともに「子ども防災ネットワークおかやま」として活動しています。
全労済岡山県本部さんの想い-子どもから家族に広がる防災意識-
全労済岡山県本部 事業推進部 西村さん
被災した住まいや家財は再建することができても、人の命だけはどうやってもかえってきません。その大切な命を守るために私たちができることは、子どもたちにこそしっかりと、自分で自分の身を守る方法を伝えることだと感じました。
子どもたちに伝えることで、今度は子どもが先生となって「こんなことを教えてもらったよ!」「こんなときにはこうするんだよ!」とおうちの人におはなししてくれます。
そうすることで、子どもからパパ・ママへ、おじいちゃん・おばあちゃんへと防災の意識が家族全体のものになっていきます。
それがさらに地域全体に広がっていくとうれしいですね。
園長先生・保護者のママに聞きました!
操明幼稚園成田園長とPTA交通部のママ
言葉で伝えるだけでは、子どもたちには響きにくいこともあります。
実際に“体験”することが一番心に残り、いざという時に行動に移すことができると思います。
今回のプログラムの内容は子どもの身近なものを使ってわかりやすく、楽しく体験させてもらって本当にいい経験をさせてもらえました。
子どもたちはみんなずっと笑顔で、熱中して学んでくれたのでうれしかったです。
「子ども防災プログラム」を体験したい!
「子ども防災プログラム」を子どもに体験させたい団体・グループは、下記ホームページをご覧いただきお申し込みください。
子どもたちに伝えたい防災のこと―子ども防災ネットワークおかやま―
また、「子ども防災ネットワークおかやま」として全労済とともに、プログラム運営にご協力いただける団体も募集しています!
詳しくはお問い合わせください。
- お問い合わせ
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子ども防災ネットワークおかやま事務局<全労済岡山県本部内> (担当:西村)
TEL: 086-254-2155 FAX: 086-235-3887
ホームページ: http://www.kodomobousai.net/
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