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ユネスコスクール(興除中学校)

公開開始日:2018年10月30日

地域とつながり、地域の未来を考える興除中学校

岡山市の南西部に位置する興除中学校。
2015年にユネスコスクールに認定され、「地域発、未来に繋がるプロジェクト~じぶんたちにできることとは~」をテーマに、防災フィールドワークや清掃奉仕活動など、地域とのつながりを大切にした活動に取り組んでいます。
今回は、そのなかのひとつ「ゲストティーチャー講座」の様子をご紹介します。

校舎

学校データ

学校名 岡山市立興除中学校
住所 岡山県岡山市南区中畦589-4 [地図] 
問い合わせ先 086-298-2034
ウェブサイト 岡山市立興除中学校別サイトへアイコン

 

「ゲストティーチャー講座」とは?

「ゲストティーチャー講座」は、地元の公民館で生け花や絵手紙教室などを開いている方々を中心に講師を迎え、伝統的な文化や芸術について学ぶ授業です。年に一度、3年生を対象に2週にわたって行われますが、普段の学校生活では体験できない貴重な機会とあって、生徒たちからも人気があります。

真剣な様子で取り組む生徒たち

当日は、全10コースの中から事前に選んだ授業に参加しました。

いぬアイコン パン作り

「チーズパン」「くるみパン」「チョコチップパン」「テーブルロール」を焼きました。生地をこねる段階からすべて手作りのため、まさに“時間との闘い”。先生の的確な指示のもと、ふっくらとおいしそうなパンが焼きあがりました。

パン作り

いぬアイコン フラダンス

今年は偶然にも男子生徒ばかりが参加。「こんなに大勢の男の子に教えたのは初めてです。みんな体を動かすのが好きみたいで覚えが早いし、楽しそうなので教えがいがあります」と、ゲストティーチャー。活気あふれるレッスンが行われました。

フラダンス

いぬアイコン 箏(こと)

奏でているのは「ディズニーメドレー」。このあと予定されている成果披露に向けて、生徒たちは真剣な表情で練習をしています。なかには部活動で普段から箏の練習をしている生徒もいて「みんな上達が早いですよ」とゲストティーチャーは感心していました。

箏

いぬアイコン ポーセラーツ

白磁に好きなデザインを施し、800度の電気炉で焼成する「ポーセラーツ」。生徒たちはタイルに思い思いの色を使って模様付けを行いました。2週目だったこの日は、授業の最後に“自分の作品でお茶を飲む時間”が予定されていて、前の週に作ったマグカップで飲むお茶を、皆とても楽しみにしていました。

ポーセラーツマグカップとタイルの作品

いぬアイコン ビーズ

意外にも男子生徒が多く参加していた「ビーズ教室」。ピンセットを使い、小さなビーズをつなげてストラップを作成しました。「これを機にビーズの楽しさを知ってもらえたらうれしいです」と、ゲストティーチャー。

ビーズ

いぬアイコン 押し花

色とりどりの押し花を使った壁かざりを作成。生徒からは「初めてだったけど、すごく楽しかったです。配置もですが、花の色を決めるのに迷ってしまって大変でした」「また作りたいです」などの声が聞こえてきました。

押し花

いぬアイコン 絵手紙

“感謝”をテーマに、和紙に絵手紙を書きました。生徒からは「習字と同じかな、と思っていたけど全く違いました。筆の持ち方が独特で難しかったです」との声が。ゲストティーチャー曰く、「絵手紙はうまく書けなくてよし、気持ちが伝わることが大切」なのだとか。この日完成した絵手紙は、すべて実際に郵送される予定です。

絵手紙

いぬアイコン 水墨画

「墨で濃淡を付けるのが難しかったです」と話す生徒。ハガキ大の用紙を前に真剣な表情で、ダルマやツクシを描きました。「みんなうまいですよ」と、ゲストティーチャーは感心しきりでした。

水墨画

いぬアイコン 華道(池坊)/(桑原専慶流)

それぞれの流派に分かれ、黒米やユリなどを生けていきます。男子生徒の一人は「花を生けるのって楽しい!」と、茎まで使った独創性のある作品を完成させていました。作品は学校に展示されたあと、自宅に持ち帰る予定になっています。

生け花池坊
専慶流

 

各教室に分かれて開かれた講座は、それぞれ人数も雰囲気も全く異なりましたが、生徒たちは一様に真剣で、生き生きとした様子でした。フラダンスと箏(こと)の講座は、最後に成果披露の時間が設けられ、発表をみた生徒や先生方から拍手喝采をあびました。

河内真理子 校長先生

校長先生興除学区は、広大な干拓地に整備された水田開発から発展した地域にあり、古くから人と人との結び付きが強いのが特徴です。周辺には、児島湾干拓の歴史を伝える名所旧跡も点在し、生まれ育った地域の特色を身近に学べる恵まれた環境にあります。
そのため、ユネスコスクールに認定される以前から、地元の祭りへの参加や、ボランティア活動への参加など、学校と地域との交流が盛んに行われてきました。
今回の「ゲストティーチャー講座」もそのひとつ。毎年、講師の方々が工夫を凝らした題材を用意してくださるので、生徒たちも何を選択しようか早くから楽しみにしています。
このような、地域の人との交流を通じて芽生えた地域への愛着や誇りを出発点に、将来の興除地区や岡山の発展のために、自分たちにできることは何か、自ら考え判断し行動に移せる人に育ってほしいと願っています。

ESDマン

普段なかなか体験できないことを、地域の人々が学校に教えに来てくれるなんて素敵な授業だね! これがきっかけで新しい世界が広がっていくかもしれないね!