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♯2「これからの『里山つくり』を考える 」

公開開始日:2013年11月29日

就実学園「森の学校」について

就実学園「森の学校」は、2010年(平成22年)から始まりました。学校が所有するおよそ10ヘクタールの林※を利用し、生徒と就実学園が「里山つくり」を一緒におこなっています。「森の学校」の1年は4月におこなわれる「春の訪れコンサート」から始まります。森を整備した後、吹奏楽などの音楽を鑑賞できるプログラムです。2013年(平成25年)は、一般の方も含め470名が参加し、自然の中で過ごす気持ちよさや音楽の楽しさを感じながら活動に取り組みました。

※岡山市中区今谷の笠井山東麓付近にあります。

「春の訪れコンサート」の様子
「春の訪れコンサート」の様子

子どもたちによる自然体験学習も活発におこなわれています。5月中旬には、中学3年生を対象にした「里山ウォーク」が開催されます。生徒は竹を使った体験教室や植生調査、筍ご飯作りに取り組み、1日中自然環境について学びます。同時期に幼稚園や保育園の恒例行事として、園児たちが筍堀りを体験します。また、中学生から大学生までが参加する「グリーンボランティア」も年4回活動しています。参加者は互いに協力し合いながら、のこぎりを片手に森を整備していきます。竹炭作りもおこない、地球にある資源やエネルギーについて学んでいます。毎年3月には昔の豊かな林を再生するため、500本の赤松を植林しています。さらに2013年度は「森の学校」を防災拠点として機能させるための取り組みや、間伐材を有効利用するためのグリーンウッドワーク※など新しい取り組みも始めました。

※グリーンウッドワーク:彫刻刀など手で持てる道具を使用しておこなう木工

中学生・高校生による赤松の植林
中学生・高校生による赤松の植林

未来へ里山をつないでいくために

このように私たちの「里山つくり」は、森の整備をはじめいろいろな活動に取り組んでいます。「身近な自然をより良く継続的に利用していくにはどうしたらよいか」というテーマをもとに、ESD活動の輪を広げてきました。子どもたちは活動を通じ、未来へ里山をつないでいくことの大切さを学んでいます。「里山つくり」のために必要なこと。それはどんな里山を未来へつないでいきたいか考え、10年単位で息の長い取り組みをおこなうことです。中でも参加者が「楽しい」と感じることこそ活動の継続につながっていくため、楽しんで取り組めるよう内容も工夫しています。

これからも地道ながら楽しんで活動を続けていきたいと思います。

就実学園 本部企画監 石田省三先生

就実学園本部企画監石田省三さん

1950年生まれ。
就実学園で教鞭をとりながら、「森の学校」を通じ学園と生徒が一緒になって里山つくりに取り組んでいます。

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