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「ESD岡山アワード2016 岡山地域賞受賞事業」 やかげ小中高子ども連合(YKG60)の活動紹介

公開開始日:2017年07月20日

「やかげ小中高子ども連合(YKG60)」とは?

2014年に結成された「やかげ小中高子ども連合(以下、YKG60)」は、矢掛町に暮らす小学生・中学生・高校生からなるグループ。自分たちがやりたいことを話し合い、自分たちで実現させるという方針で、地域活性化や交流事業など、さまざまな課題に取り組んできました。「ESD岡山アワード2016」では、「岡山地域賞」を受賞しています。今回は、2017年5月20日(土曜)に行われた国際交流イベントに焦点を当てながら、YKG60についてご紹介します。

ESDマン

2017年5月20日(土曜)に行われた
国際交流イベントに参加させてもらったよ!

留学生と矢掛町をめぐる旅

朝9時、国籍も年齢もさまざまな20人のメンバーが、JR矢掛駅に集合しました。外に出かけるには絶好の晴天です。この日おこなわれるのは、YKG60に所属する中学生・高校生と、岡山大学の留学生の交流イベント「INAKA Walk in Yakage 2017」。おしゃべりして親交を深めながら、矢掛町の良いところを巡るツアーがスタートしました。

 

1.水車の里フルーツトピア

最初に向かったのは、「水車の里フルーツトピア」。緑豊かな農園に育まれた旬の果物狩りを楽しめる施設で、いちご狩りを楽しみました。「こっちに実がたくさんあるよ」などと声を掛け合い、自然と笑顔が生まれます。みんなで取れたてのいちごに舌鼓を打ちました。

いちご狩り
いちご狩り

 

2.やかげ郷土美術館

次に立ち寄ったのは、矢掛町にゆかりのある美術品や郷土資料が展示されている「やかげ郷土美術館」。高さ16メートルの水見やぐらに登ると、趣きある矢掛町の風景が一望できます。留学生も地元のメンバーも興味津々です。

やかげ郷土美術館
水見やぐら

 

3.昼食

公民館で昼食タイム。メニューは、豚汁とおにぎり。おひつに入ったご飯と海苔、好きな具材を使って、それぞれがにぎります。YKG60メンバーに作り方を教わりながら、おにぎり作りにチャレンジする留学生たち。和気あいあいと楽しい昼食になりました。

おにぎり作り
豚汁

 

4.グループに分かれて、自由行動

ここからは、4つのグループに分かれて自由行動。和菓子のお店やお土産屋さんに立ち寄ったり、観光案内所でウォーキングバイシクルを体験したり…。質問したいことの英訳を調べてきたYKG60メンバーから、「日本に来たきっかけは?」「矢掛町の印象は?」などと質問も飛び出し、充実した交流タイムとなりました。
最後は、矢掛駅で留学生たちを見送り、楽しいツアーは幕を閉じました。

自由行動
質問項目の英訳

 

ツアーを終えて~留学生たちの感想~

花(オレンジ)エミリーさん  矢掛町は小さいけれど、街並みにまとまりがあって、美しいところだと感じました。

花(オレンジ)デイビッドさん : 日本の好きなところは、「人」があたたかいところ。いつでも歓迎してくれます。今日も1日とても楽しかったです。矢掛町が好きになりました。

 

このツアーを運営したのは…

実は、このイベントの企画・運営の中心を担ったのは、矢掛町に暮らす高校生たち。YKG60の中でも、国際交流に力を入れるチーム「Y☆can」のメンバー9人が、「留学生と仲良くなるには?」「矢掛町を好きになってもらうには?」と頭をひねり、アイディアを出し合って実現させたのです。

Ycan集合写真
Y☆canメンバー


2016年、「もっと若い世代と交流したい」と岡山大学から声がかかったことでスタートした、この交流企画。2回目の開催にあたって、Y☆canメンバーは入念な下見を行い、案内するルートを選びました。加えて、「お気に入りの写真をSNSでシェアしよう」など、新しい企画にもチャレンジしました。

「初対面で、言葉の壁もある留学生とYKG60メンバーが打ち解けるのは、なかなか大変。自然と会話が生まれるように、体験イベントや写真撮影を盛り込んで企画を立てました」そう話すのは、Y☆canに所属する、高校3年生の宮本優美さん。
「自分が知らない世界を知りたい」という気持ちから国際交流に取り組みはじめたそうですが、今回のツアーを準備する中で、慣れ親しんだ矢掛町についても新しい発見があったといいます。

宮本さん宮本さん

「ツアーの下見をしていると、新しい施設ができていたり、知らなかったお土産屋さんを見つけたり、『こんなところがあったんだ』という気付きがあって、楽しかったです。何もない町だと思っていたけれど、歴史ある街並みが残っていて、都会にはない良さがあるなぁ、と改めて矢掛の魅力を実感しました」

興味があった国際交流を実行できただけでなく、故郷を見つめ直す機会にもなったようです。

 

子どもたちがつなぐ矢掛の未来のまちづくり

「大人はあくまで見守り役。子どもたちが、興味のあることに自由にチャレンジするというのがポイントです」と、YKG60共同代表の室さんは話します。「『やりたい』という気持ちがあるからこそ、真剣に考え、多くの人を巻き込んだ活動ができるのだと思います」

YKG60のメンバーは、小学生・中学生・高校生あわせて60名ほど。今回のツアーを担当したY☆can以外にも、たくさんの子どもたちが自分のやりたいことを話し合い、自ら企画を持ち寄って実行してきました。
例えば「YKGすみれ」は、発達障がいを持った方と交流し、楽しい時間を過ごすイベントを実施。「YKGフーズ」は矢掛町の観光大使やかっぴーを応援するために、「やかっぴーかき氷」の開発・販売を行いました。どの企画も、メンバーが連携し、「矢掛町の良いところ・課題は何だろう?」と真剣に考え、地域の大人を巻き込むことで、実現されたものです。

やかっぴーかき氷
やかっぴーかき氷
やかっぴーとの集合写真
やかっぴーとの集合写真


子どもたちが、自分の興味関心を活かして活動することで、地域と関わり、顔見知りが増える。出番が増える。それを継続するうちに、矢掛町がもっと好きになる。町が盛り上がる。活気あふれる矢掛町を次世代につないでいくサイクルが、YKG60から生まれています。

若い世代が地域に関わることが、
持続可能なまちづくりに
つながっているんだね!

ESDマンといぬ


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