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♯46「継続開催される『文化芸術による創造都市セミナー』」

公開開始日:2016年04月15日

NPO法人アートファームとは?

NPO法人アートファーム(以下、アートファーム)は、1992年12月にスタートしてから、「文化芸術活動」(演劇などの舞台芸術の環境づくり)と「社会貢献活動」(地域文化の育成・活性化)の両立を目指して活動しています。
これまでに様々な事業を通じて、地域と舞台芸術のつながりを、多彩かつ長期に創造・実践しています。
その一例をご紹介します。

「学校でひらく舞台芸術教室」

学校でひらく舞台芸術教室
「学校でひらく舞台芸術教室」

教育普及事業として岡山市内の小規模小学校に、舞台芸術のアーティストを派遣し、正規の授業のなかで3か月にわたり学びと創造とコミュニケーションの力を育みます。(公益財団法人福武教育文化振興財団との協働事業)

「アートとファームの學校」

アートとファームの學校「ひとり語りで創る講座」
「アートとファームの學校」

文化芸術の普及啓発事業として、様々な連続講座を開催しています。これまでには、「劇作家発掘トレーニング講座」で、長編戯曲の創作に取り組んだり、文化芸術を発信していた過去の情報媒体を読み解き、その時代背景や表現技法について学んだりと、様々な機会をつくってきました。

その他にも様々な団体とも協働しながら事業を展開しています。詳しくは、こちらをご覧ください!


岡山市の地域課題の解決に向けて

アートファームの活動理念をもとに、公立文化施設の社会的使命を明らかにし、岡山における新しい文化芸術施設のあり方を、文化芸術振興基本法や劇場法の視点から考えてきたのが自主事業「劇場セミナーシリーズ」です。

近年では、地域を舞台に芸術祭が開催されており、「地域と芸術のつながり」に注目が集まるようになりました。例えば、芸術祭を目当てに、その地域を訪れる観光客が増えて経済や産業が活性化したり、小学校でアーティストが公演を行い、子どもが芸術にふれる機会が増えたりと、その効果と可能性は広がっています。

岡山市では、2015年度から市民会館と市民文化ホールを統合して建て替えるという、新しい文化芸術施設の整備計画が進んでいます。この文化施設も、文化芸術を発信するだけでなく、文化芸術の振興、教育、福祉、観光、産業、交流促進などの様々な分野において、地域の豊かな未来をつくる拠点となることが期待されています。


劇場・ホールについて学び考える「文化芸術による創造都市セミナー」

アートファームは、1994年に「岡山市街いきいき活動支援事業」に採択されて実施した講演とシンポジウム「ホールのあるまちづくり」を手始めに、1999年のトヨタアートマネジメント講座「劇場―演劇が生まれる場をつくる」、2010年の文化庁芸術団体人材育成支援事業の連続講演「舞台芸術―地域との対話」テーマ<地域と劇場>などを、継続的に実施してきました。
これらの経験をもとに、岡山市に暮らすみなさんと一緒に、劇場・ホールについての基礎的・専門的な知見を学び、考える「文化芸術による創造都市セミナー」を開催しました。2015年度は、「施設・環境編」と題して開催し、2015年度岡山ESDプロジェクト参加事業にも認定されました。

セミナーの講師とテーマ

草加叔也氏を講師に迎えた第一回目の様子
草加叔也氏を講師に迎えた第一回目の様子

全6回にわたるセミナーの内容と講師陣は次のとおり。講師には、わが国の劇場文化の第一人者にお越しいただきました。

【第1回】
講師:草加叔也氏(空間創造研究所代表)
内容:劇場とは何か―古今東西の歴史的変遷と現代における社会的役割
【第2回】
講師:伊藤裕夫氏(日本文化政策学会会長)
内容:劇場はいかに誕生するか―劇場法などの法制度と多様な整備・運営方式
【第3回】
講師:吉本光宏氏(ニッセイ基礎研究所研究理事)
内容:劇場は誰のものか――文化芸術の社会的役割と地域・市民に開かれた運営
【第4回】
講師:衛紀生氏(岐阜県可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)
内容:事例研究「地域劇場の挑戦」(1)
【第5回】
講師:松井憲太郎氏(埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ館長)
内容:事例研究「地域劇場の挑戦」(2)
【第6回】
講師:宮城聰氏(静岡県舞台芸術センター芸術総監督)
内容:事例研究「地域劇場の挑戦」(3)


文化芸術による岡山市の創造都市ビジョンを市民の立場から考える

「文化芸術による創造都市セミナー」は、2016年度も「広場・拠点づくり編」というテーマで継続して開催します。2015年度「施設・環境編」をもとに、経済成長に依存したまちづくりから、地域の文化芸術資源を生かした新しいまちづくりをめざした岡山市の創造都市ビジョンについて市民の立場から考えていきます。

持続可能な社会づくりを進めるうえで、「文化芸術」は重要な要素です。
社会課題を抱える地域・分野・職域・性差・世代等にとって、文化芸術は重要なパートナーであります。アートファームはその理念のもと、過疎、離島、空店舗、廃校、耕作放棄、不登校、障害、介護などの社会課題に対して、ESDの視点を取り入れながら新しい解決方法を提案していきます。


NPO法人アートファーム 代表理事 大森誠一さん

NPO法人アートファーム代表理事の大森誠一さん

1950年岡山市生まれ。地域の舞台芸術環境づくり事業や県内外の自治体や公立ホールの自主文化事業をプロデュースしています。岡山県文化振興基本条例検討会議委員や岡山市芸術祭実行委員会委員なども務めています。





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