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岡山市内でESD活動に取り組む若者の座談会その2

公開開始日:2014年10月15日

テーマ[3]「自分の取り組み×ESD=?」

4名がESDを知ったときには、すでに現在活動している団体や職場に所属していたそうです。では、ESDを知ったことで、それぞれの活動に対する考え方や行動に、どのような変化があったのでしょうか?

座談会の様子

キャンドル利根さん:初めてESDを知った時、ぼやっとしたイメージといっしょに、「わざわざ地球のために新しい活動を始めないといけないのかな?」って思ったんです。
でもタブララサは、「おしゃれでエコなイベント」をテーマにキャンドルナイトなどを開催していたので、もともと持続可能な未来をつくる活動に取り組んでいたんですね。それを自覚してからは、「今の活動に、どんなことをプラスしたら素敵な未来につながっていくかな?」という視点を取り入れて活動するようになりました。

コップ高平さん:利根さんの言うとおり、どんな活動でもESDにつながる可能性があって、特別に新しいことを始めないといけないことはないんですよね。
NPOやボランティアグループは、目の前にある課題を解決することを得意としますが、運営資金や担い手を継続的に調達していくことや、活動をしくみとして定着させること、根本的な原因を解消することについても考えなければ「持続可能」な社会づくりにはつながりません。そこで、もっと広い視点から課題を取り巻く社会状況を見たり、多様な利害関係者を結びつけて考えることを提案しています。ESD活動を進める中で、「視点を変えること」はとても大切ですね。

高平亮さん
スケッチブック"河原さん:私がESDとだっぴのつながりについて考えたのは、岡山ESDプロジェクト※に登録するときでした。それまではずっと「楽しい」という気持ちを原動力に活動していたんです。
でもESDを知ってからは、ただ楽しいという気持ちだけでなく、「だっぴの活動が、これからの社会や若者の生き方にどのように役立つか」という広い視点から、だっぴの活動を考えられるようになったと思います。


※岡山ESDプロジェクト:岡山でESD活動を行っている機関や市民団体同士のネットワークづくりを進め、岡山という土地の特徴に合ったESD活動を推進することで、「持続可能な社会づくり」に取り組む活動。

利根弥生さん
河原彩花さん


「楽しい」×ESD=?

司会:活動の中で感じる楽しいという気持ちと、ESDはどのようにつながっていると思いますか?

スケッチブック河原さん:そうですね。やっぱり社会や地球にとっていいことであっても、取り組む人が楽しくないと続けることができないと思います。また、楽しいという気持ちで取り組んでいたら、ESDを自分に身近なこととして考えることができるのではないでしょうか。

網多田さん:私はESDを知って、自分が取り組む環境保全活動について考え直したとき、「いつの間にかESD活動をしていたんだなー」と思いましたね。それからは、「一緒に活動する子どもたちが、生きものや環境のことに興味を持つためにはどうしたらいいか」、子どもの目線に立って考えながら取り組むようになりました。

キャンドル利根さん:子どもたちに対しての工夫というと、タブララサではキャンドルづくりのワークショップで、エコやキャンドルとESDを結びつけて説明するようにしています。

司会:子どもたちの反応はいかがですか?

キャンドル利根さん:前まで子どもたちの反応は「ふーん」って感じだったんですけど…なんと最近はESDを知っている子が増えているんですよ!給食の時間に流される動画※などで学んだみたいなんです。子どもたちに対する説明の仕方も、工夫をしていかないといけないですねー!


※岡山市内の小学校には、2013年度に放映された「伝説のヒーローESDマンがゆく『これってESD?』」の動画が配布されています。


活動を始めたきっかけや活動に取り組む原動力

司会:みなさんが今の活動を始めたきっかけや、活動に取り組む原動力は何ですか?

網多田さん:そうですねー。私の活動の一つに「田ん活」というものがあります。これは読んでそのまま、「田んぼ活動」のことです。今年から私は「田ん活部」をつくって、当番制で田んぼの管理を行っています。この田ん活部をつくった理由の一つに、小さい頃から私自身農業が好きだったからということがあります。
また、ぼくが取り組む活動の根底には、「一つのことをみんなでつくり上げたい」という気持ちがあります。やろうと思ったらどんどんアイデアが浮かんで、周りの友達や後輩に声をかけて活動の輪を広げていくようにしています。その中で、みんなにも農業の楽しさや達成感を味わってもらえたら嬉しいですね。だから農業に対する興味と、「一つのことをみんなでつくり上げたい」という気持ちが、田ん活部などいろんな活動に取り組む原動力なのかも。

多田正和さん
利根弥生さん

キャンドル利根さん:私はタブララサに入るまで普通の大学生活を送っていたんですけど・・・もともとは環境やエコに対してそんなに興味を持っていたわけではありませんでした。
そんな私がなんでタブララサに参加し始めたのかというと、大学2年生のときに入ったうらじゃのサークルで、すでにタブララサで活動していた先輩と出会って、「キャンドルって素敵だなー!おしゃれだなー!」って思ったからなんです。
それからタブララサの活動が、環境やエコ、そしてまちづくりにまでつながっていることがわかって、視界が広がっていきました。
だから自分自身の経験から、「素敵だな」、「おしゃれだな」という気持ちが、活動に取り組む原動力になると思います。もしかしたら、タブララサの活動って「一般の人が共感しやすい・取り組みやすい活動」かもしれませんね。
今後もその視点は大切にしていきたいし、ESDを広める中でも活きていくことではないでしょうか。

司会:人との出会いとは大きな影響を持つものですよね。いろんな人の考え方や生き方と出会うことで、何かを始めたり、自分自身が変わったりするきっかけになるんですね。

スケッチブック河原さん:人との出会いといえばまさにだっぴですね。私自身だっぴの活動を始めたきっかけは、だっぴが主催するイベントに参加したことでした。
そのときは正社員として前の会社で働いていたんですが、イベントを通じて「働くこと」に対する考え方が変わりましたねー!いろんな大人の生き方を知って、「ゼロから自分の仕事をつくることができるんだ」って考えられるようなりました。また、いろんなことに対しても、柔軟に向き合えるようになったと思います。

コップ高平さん:ぼくのきっかけは本でしたねー!30歳を前に自分の生き方を考えたときに、出会った本がNPOに関する内容でした。本の考え方が道標になって、「人生の大半を捧げるなら、社会のためになることがしたい」ってスイッチが入ったんです。それから岡山NPOセンターにボランティアとして入って、今の職につながっています。



話はどんどん盛り上がり、すっかり意気投合した4名の若者たち。次回は、これからESD活動に取り組む中で、大切にしていきたいことについて聞いていきます。

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